5月連休明けに、雪の武尊山で肋骨を骨折した。
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以来、山登りを控えていたが、リハビリもかねて、登山を東北の山で再開した。
3か月のブランクで、いささか心もとなかったが、岩木山、八甲田、八幡平、岩手山、早池峰山を1週間(5日)でまわる計画を立てた。
今日は初日で、八甲田山。茨城を朝3時半に出発。
朝四時前に、高速に入ると、何時間かけようとも深夜割で高速料金30%引き。
当初は、本日の登山計画はなかったが、意外に早く現地に到着したため、予定を変更して八甲田にチャレンジした。
あいにく八甲田は、機嫌が悪く雨と、霧の攻撃を受けてしまった。
酸ヶ湯から登り始めてしばらくすると雨がパラパラ降りだした。
風も強く、横殴りの雨状態である。
仙人岱には避難小屋があるので、昼食を兼ねてしばらく休憩。
避難小屋には、10人ほどが、雨の準備をしていた。
しばらくすると、雨具を着たチームは出発していった。
残るのは、イギリス人の親子三人組。
お父さんは、八戸居住の方で、ずいぶんの東北の山に詳しい。
八甲田にも何回も登っている由。
ひとしきり、東北の山々のすばらしさを説かれた。
東北大好き人間の彼が怒っている話があった。
酸ヶ湯温泉の立ち寄り湯が大幅に値上げしたらしい。
今までは、600円が1000円に。ほぼ倍増である。
怒ること怒ること。
実は、こちらは、酸ヶ湯キャンプ場の利用者のため、割引券を買って、600円で入れた。
なんやかんやと話しているうちに、X-Bandレーダで雨雲がほぼ通過したのを確認したので、三人に別れを告げて最高峰大岳に出発。
ところが登るに従い、風が強くなり、ガスもどんどん濃くなる。
頂上に立つ頃には、立っていることも困難なほど。もちろん周りの視界は全く得られず。
そそくさと急坂を降りて、反対側の避難小屋で休憩。
こちらの小屋もものすごくきれい。
休憩後、毛無岱を経由して、酸ヶ湯に降りてきた。
毛無岱は広い湿原である。
途中からガスは晴れたが、振り返っても、大岳は結局その姿を見せてくれなかった。
酸ヶ湯のキャンプ場にテントを張って、酸ヶ湯温泉に向かう。
ヒバ千人風呂に入った。混浴である。入り口は男女別だが仲に入れば基本的に同じ湯舟。
多少は期待をしたが、なかには男ばかり・・・
酸ヶ湯はその名の通り、きわめて強い酸性を示す。
間違って目に入れるとしばらく目が痛む。
舐めてみるとまるで、生の酢のように酸っぱい。
この強酸性のお湯のおかげで、体の雑菌と疲れが流れていった。
キャンプ場は、広く、立派な設備が付属する。
フリーサイトだと、500円(入場料)+500円(サイト料)ですべて賄える。
早めに夕飯にして、テント内で横たわる。
キャンプ場が広いので、風が強くテントに当たる。
時々、雨が混じる。
テントのそばを行き交う人の砂利を踏みしめる音が、思い出したように聞こえる・・・
星空もみることもなく初日は終わった。
酸ヶ湯の大駐車場から登り始める。駐車料は無料。 |
登山口の標柱。入山届を出そうと思ったが、ポストが見当たらない。 |
しばらく上ると草木が枯れてしまったエリアがある。硫黄のにおいがする。立ち入り禁止。 |
やがて、谷が見えてくる。これを渡り、しばらく上ると鞍部(仙人岱)に出る。 残念ながら、この時に雨が降り出した。 |
鞍部には水場がある。(辰五郎清水)比較的水量が多い・ |
仙人岱は小さな湿原になっており、池も存在する。 |
コバイケイソウ。丹沢の檜洞丸の頂上付近でよく見るものは葉が大きいが、ここのは小さい。 |
鏡沼に到着。この沼は、頂上に近いところにある。 |
鏡沼。ガスがひどくて周りの状況がわからない。 |
頂上に到着。ガスった強風が吹きすさぶ。誰もいない。 |
頂上の小さな社にお参り。 |
毛無岱側鞍部にある避難小屋。中に入ってみたが、乾燥していて快適そう。 しばらく休憩。 |
毛無岱に進入 |
丸沼到着 |
毛無岱休憩所。視界が悪い。 |
上側の毛無岱 |
上側の毛無岱から、長~い階段で下側の毛無岱に降りる。ようやく眺望が開けてきた。 木道が延々と続く。 |
黄色が鮮やかなキンコウカ。 |
キンコウカの群生。 |
酸ヶ湯温泉に到着。弘前駅からのバスの終着駅にもなっていて、たくさんの観光客が行きかう。 |
本日のやど。酸ヶ湯キャンプ場。500円+500円泊まれる。正面はフリーサイト。オートサイトもある。 |
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