2019年8月6日火曜日

ガスで視界不良の八幡平(1610m)、湿原のニッコウキスゲに心洗われる(2019.7.31)

2019.7.30

5月連休明けに、雪の武尊山で肋骨を骨折した。
http://chibira-tamy.blogspot.com/2019/05/blog-post.html

以来、山登りを控えていたが、リハビリもかねて、登山を東北の山で再開した。

3か月のブランクで、いささか心もとなかったが、八甲田、岩木山、八幡平、岩手山、早池峰山を1週間(5日)でまわる計画を立てた。
初日は八甲田山。雨だった。
二日目は岩木山。ガスだった。
http://chibira-tamy.blogspot.com/2019/08/blog-post_5.html
今日は三日目。八幡平。
その名の通り、平べったい頂上の周辺に高層の湿原が広がる。
少し足を延ばして、源太森を経由して湿原を一回りするコースを計画していたが、あまりにも天気がよくなくショートカットで帰ってきた。

今日のコースは短いので、ゆっくり目に、行動開始。7時前に登山口である見返り峠にある駐車場に到着。
有料駐車場のほうは、まだ係員がいないため、少し下がった無料のほうに移動。駐車場には2~3台の車。

標高はすでに1540mもある。頂上は、1610m。頂上に行って帰ってくるだけではすぐに終わってしまう。

ところが、登山口に到着すると、またもや強風と濃いガスがお迎え。
例によって、髪の毛は、一瞬でびちょびちょ状態。



気を取り直して、出発。誰もいない。
登山道は、舗装をしてあり、どこかの散歩道のよう。
ただし、周りは一切見えない。ガスの中。

すぐに頂上に到着。どこかで見たような、立派な展望台が作られている。
一応登ってみたが、ほとんど眺望はなし。

気を取り直して、湿原の周遊を始めた。

「日本百名山」で深田久弥は、八幡平の良さは、湿原にあると書いていた。
晴れていれば気持ちがよさそうな木道が続く。

八幡沼のほとりに出た。
強風で波が少したっている。
湖岸には強烈な黄色のニッコウキスゲが群れて咲き誇っている。

ニッコウキスゲ群落は、湿原のあちこちで、みられる。

霧でも気持ちのいい湿原をしばらく歩いたが、天気のほうは、一向に回復は望めそうもなく、途中であきらめショートカットで帰ってきた。

八甲田、岩木山に続ききわめて残念な八幡平であった。

今日は雫石の温泉旅館に宿泊するために早めに移動した。
横断歩道を渡ると登山口がある。ガスで全く見えない。

登山道はきれいに舗装されている。勾配のきついところもなく実に”散歩”に適している。


鏡沼到着。湖面がほとんど見えない。

クルマユリを発見。八幡平ではあまり見かけない。


眼鏡沼到着。全く眺望なし。

ニッコウキスゲだけは目立っている。





あっという間に頂上に到着。立派な標柱が立っている。


頂上に立つ展望台。これに上がれば素晴らしい眺望が得られるはずだが・・・



八幡沼の湖畔にたつ凌雲荘。有人の山小屋風のネーミングだが実は避難小屋。
中はものすごくきれいで快適そう。
凌雲荘

木道が続く。残念ながら広さを実感できない。



湖畔のニッコウキスゲ群落。今が盛り。




谷間に咲くニッコウキスゲ。どうも傾斜地が好きなようである。







色は目の覚めるような黄色。


池塘が点在し、いろいろな水生(?)植物がみられる。




池塘の主の正体。意外にも葉っぱの広い植物。

八幡沼の縁を回って帰ることとした。





8時を過ぎたはずだが薄暗い湿原




ワタスゲもしっぽり濡れている



展望台に到着。晴れていれば、岩手山、早池峰山などが遠望できるらしい・・・




ホシガラス(?)がチョンチョンと目の前をしばらく跳ねてゆく。
立山の暴風雨の中の雷鳥を思い出す。


八幡平にあった硫黄鉱山の遺物を見学。機関車は東芝製。
かつて山腹に繁栄を極めた天空の鉱山町があった・・・
代替技術の発展で一気に滅んだ

地熱発電で使ったタービン

鉱石運搬用のバケット。

硫黄抽出用の窯




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