2015年12月22日火曜日

石鎚山,積雪20cm2015冬

2015.12.20

憧れだった石鎚山に登ってきた。
時期が遅く、大変厳しい登山になるのではないかと恐れていたが、あにはからんや快晴で、汗が噴出した。

西条市のほうから入り、石鎚山ロープエー利用のルート。
8:40始発のロープウエーで上がり、14:00ごろ下山した。

地図上は累積登高800m程度のはずであるが、それなりに疲れる登山であった。

始発のロープウエーは30人程度で、ほぼ満員。みんなピッケル、アイゼンを標準装備しており、登る前から緊張感が走る。

山頂駅に降りると一面雪景色。
しばらく林道を歩くことになるが、勾配が緩く、圧雪状態のためきわめて歩きやすい。

20分程度で、中宮成就社に到着、お参りをして、山頂を目指す。
鳥居をくぐると、下り坂になり、100mほど降下し、八丁の峠に到着。ここは分岐路になっているが、土小屋方面の道は、細く誰も通った形跡はない。

ここまでは緩やかな坂であったが、ここからは本格的な山道が始まる。

急な坂には階段があり、歩きやすい。

やがて、ゆるやかな尾根道に出てくる。
夜明峠である。

ここからは、山頂がまじかに望める。
山腹と頂上には立派なお社が望める。
頂上までまだ標高差300m。

急な坂道で、苦しいけれど一気に標高を稼ぐことができる。

二の鎖小屋に到着。
トイレがあり、真新しい社務所が立っている。

ここで、昼食。
社務所の陰に入ると風が防げ、日光が暖かい。
しばし休憩。

ここからは最後の頑張り、あと150m。
ところどころ鉄の階段。
これがなければとても頂上には行けそうもない。
鎖側はさすがに足跡がない。

やがて、雪に覆われていない石の階段が現れる。
弥山の頂上である。
南側からの風が吹きまくっている。

気温はそれほど低くなくー2度。

天狗岳方面は、危険が伴いそうなのであきらめることにした。

残念ながら、南側はガスでまったく見えず。

今まで晴れていた天狗岳もすぐにガスに覆われてしまった。

休憩場所もないので、参拝をそそくさと済ませ下山の途に就いた。

さすが名峰といわれるだけあり、絶壁の主峰とそれにつながる稜線と数多く峰々が次回のチャレンジをさそっているようであった。
下谷のロープウエー駅からの石鎚山



8:40ロープウエー始発便

山頂駅、10分余りで到着。雪景色。


瓶が森方面

林道を歩き始める


瀬戸内もよく見える好天気


中宮成就社到着

ここで安全祈願

石鎚が少し近く見えてきた。


八丁坂の鞍部に到着。


八丁は中宮成就社からは100mもくだる。山頂はここから700m登る。


登山道のわきにはお地蔵さんが鎮座。


だんだん雪が深く。

階段も雪で覆われており、慎重に歩む


試し鎖がぶら下がる小さなピーク。長いつららがぶら下がっている。



一軒茶屋に到着。

大分登って、瓶が森も水平に見えてきた。

石鎚頂上はまだまだ距離がある。



尾根道から見上げる石鎚(中央)

ここは夜明峠。


なだらかな尾根道が続く




瀬戸の海がよく見える。


瓶が森の山頂付近を遠望する。


このような避難小屋があっても、入れない。

頂上のお社と、中腹の社務所がくっきりと見えてきた。


土小屋分岐




二の鎖の鳥居。昔からあるのだろうか?

二の鎖の新築トイレ。

ところどころ鉄製の階段。

木の階段も急勾配になってきた。

二の鎖の分岐



絶壁に手すり付の鉄の桟路が設けられていてきわめて安全に登山できる。

巨大な鎖がぶら下がっている崖が見えるが、足跡はない。




最後の石の階段



なぜか鎖がたくさん


剣のような天狗岳が一瞬見えた

奥社




2015年12月5日土曜日

丹沢山系鍋割山を歩く、2015晩秋

2015.11.29

丹沢山系の鍋割山(1272m)に登った。

ルートは松田町中山の駐車場から中津川沿いに登り、雨山峠~鍋割山~栗の木洞~くぬぎ山~中山の約14km。約7時間のコース。累積標高差1400m。結構タフなコースでした。




中川の駐車場から出発し、アスファルトの道を歩くこと約1時間、大きな橋に出会う。
ここには、10台程度の駐車スペースがあり、7~8台の車が駐車中。
(ここに駐車すると時間をかせげたかもしれない)

すぐに管理小屋がある。ここで入山届をする予定だったが、紙がない!

仕方がないので、そのまま通過。
しばらく行くとやっと登山口。

ここから長い長い基本谷沿いの道が延年と続く。
途中、何回か谷川を横切る。
幸いにも水量が少ないので、難なくわたることができるが、雨が降ると危ないだろう。

最後水のない白い谷合をのぼりつめるとやっと雨山峠!
峠というのは、なんとも旅情を掻き立てるところである。
ふと、峠の向こうを見ると雪をかぶった富士山が毅然として立っている。

ここは十字路である。向こう側に降りると玄倉川に向かう。
左に上がると雨山に至る縦走路。

少し休憩して、右にルートを取る。
急峻な道を登ることになるが、一気に100mほど高度を稼ぐと、緩やか尾根道になる。

この尾根道からは、春にけがをした檜洞丸、蛭が岳、丹沢山、塔ノ岳がパノラマ的に臨むことができる。

このまま、鍋割山に到着できるのかと期待したが甘かった。
長~い鎖場も、待ち構えていた。

急な下り、上りを何回かくりかえしたあとやっと鍋割り山に到着。


ここまでであった人は4~5人。

ところが、頂上は人でごった返している。どうも不人気な裏ルートを取ったみたいである。

多くの人が鍋焼きうどんを抱えて小屋の前の草地でふうふうやっている。

太陽の光が暖かくてきもちがいい。

富士山がよく見える。

相模湾もキラキラと光っている。

低いけれど丹沢山系でも人気スポットだという理由が理解できる。

帰りはながいながい尾根道をたくさんの人にすれ違いながら降りてきた。

なかなかいい山であった。



中山の駐車場から雨山峠方面を望む



中津川沿いにまっすぐ道が続く


丹沢山系の縦走路と思しき峰が見えてきた。


正面のピークは鍋割山か?遠い・・・



やっと登山口。雨山峠まで3.2km



最初はこのような広い河原をわたる。

渡渉ポイントにはこのような標識がある。


時にはテープを目印にしなければいけない。



天気はいい。紅葉も少し残っている



だんだん谷の様相が変わってくる



コシバ沢の道は通行止め









雨山峠に大分近づいた。あと0.6km







谷が白くなり、狭くなってきた。


壊れた道がある。


やっと雨山峠!!



雨山峠からは富士山が!




丹沢も見えてきた。







隣は蛭が岳?

ところどころ鎖場が・・








富士山がもっときれいに見えてきた







路の傍らに小さなお地蔵さんが・・・こんなところまで誰が運び上げたのか?


次第に緩やかになり木の階段も








頂上の手前には草原も

富士山!!





頂上にはたくさんの人人





富士山もっと

相模湾、真鶴岬、初島・・・





山荘前にはたくさんの人




これが山頂の標識。平べったい山頂










大倉への分岐。多くの人がここを左に降りて行く。縦走路は急に静かになる。



栗の木洞に到着。








まだ残っているモミジ

ここがくぬぎ山

くぬぎ山から秦野の町がよく見える





くぬぎ山のもみじ



土佐原の茶畑








みかんの黄色が美しい

この辺はミカンの産地みたい。中川の物産センターで100円/kgで売っていた。

くちなしの黄色もいい




ビビアンに似た猫が・・・

駐車場に到着!振り返る