2016年8月21日日曜日

遠かった槍ヶ岳、上高地から入り新穂高温泉に降りる。(2016夏)【Day3】

2016.08.20

<スライドショー>

Day1:   chibira-tamy.blogspot.com/2016/08/day.html

Day2:   chibira-tamy.blogspot.com/2016/08/day_21.html


昨日は、ババ平から槍ヶ岳に登り、槍平まで降りてきた。
今日は新穂高温泉まで降りてバスで平湯に移動後、東京行きのバスに乗る。

今日は下りだけで、気分は少し楽。
と思ったが、足の具合が悪い。

これからなが~いなが~い単調な下山道。
新穂高バス停まで4時間もかかった。

新穂高温泉から平湯温泉まで路線バス。1000円弱。
途中、いろんな温泉を経由。

平湯からの新宿行きのバスは4時。

3時間余りの時間つぶしはターミナルの3Fにある温泉付きの休憩所。
600円払うと何時間でもいられる。

新宿行のバスが来るまで、二回も温泉に入った。

バスが来た。
これで、この夏休みは終了。


朝7時前槍平小屋を出発


穂高岳の尾根

三角形のとんがりが見えた

この形はジャンダルムか・・・




平湯温泉バスターミナル3Fでゆっくり休憩。
温泉も入り放題。

遠かった槍ヶ岳、上高地から入り新穂高温泉に降りる。(2016夏)【Day2】

2016.8.19

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Day1:  http://chibira-tamy.blogspot.com/2016/08/day.html

Day3:  http://chibira-tamy.blogspot.jp/2016/08/day_39.html

槍ヶ岳登山二日目。
昨日は、上高地からババ平まであがり、テント泊。
1500mの上高地から500m上がってきた。
今日は、重いザックを背負って、3180mまで登り、槍平まで降りる。

昨夜雨が降ったが、今日の天候は少しましな模様。
携帯がつながらないので天気予報がわからない。
リオのオリンピックの情報も、まったく途切れてしまった。

これから、槍ヶ岳山荘まで、12kgの荷物を背負って、1000m登る必要がある。
足がすでに少しいたい。
前途が不安になる。

途中に水場があるので、1Lの水でスタート。

高い樹木もなくなり、時々さす陽の光が肌を刺すように痛い。
完全に晴天だと、大変なことになっていたかもしれない。

上を見上げてもなかなかご本尊が一向に顔を出さない。

苦しい歩みの顔をあげると、いきなりそれは見えた。
雑誌で見る姿とまさに寸分違わぬ姿。
すくっと三角形が空中を突き刺していてる。

だが、すぐにガスで姿を隠す。

苦しい苦しいのぼりを続け、たくさんの人に追い越されて、這う這うの体で、槍ヶ岳山荘に到着。

国内外のたくさんの登山客でごった返している。

一瞬、主峰がその姿を見せる。
多くの登山客が二条になって垂直の岸壁に張り付いている。
手が届く距離にある。

次の瞬間、ガスでまったく見えなくなる。

ほかの登山客がしているように、ヘルメットをかぶり、ザックをデポし、アタック。

さすがに慎重に3点支持で岸壁を登る。
とっかかりがたくさんあり、意外に苦労しない。
ところどころには垂直の鉄梯子。

結構長い。

決して下を見ない。

最後の梯子を登りつめると拍手で迎えられた。
達成感は半端ではない。

記念写真を撮ってもらってそろそろと降りてきた。

休憩のあと槍平のキャンプ場に向かう。

西鎌尾根につながる、千丈乗り越えを経由。

ライチョウの親子に出会った!
子供を4羽連れている。

ひざがものすごく痛くなってきた。
さらに具合の悪いことに、道はそんなによくない。
途中の沢に間違って入ったが、戻る体力が勿体ないので、強引に降りてきた。

降りるに従い暑くなってきた。
ひたすら単調な道がつづく。
ひざは痛い・・
汗だくになりうんざりする。

水場があった。ガレ場の伏流水が勢いよく流出ている。

しばらく休憩することにした。

ちょうど太陽が出てきた。

濡れたテントを乾燥。
ちょうどよかった。

4時半ごろ、槍平のテント場に到着。
広大なテント場である。

流水で冷やしたビールを買って、簡単な夜食を作って
本日はおしまい。

夜になると風がものすごく強くなってきた。
テントが揺れる。近所で天体撮影の兄ちゃんの声がうるさい。
誰かが、ライトでテントを照らしている。
と見れば、満月が出てきた。
昼間のように明るい・・・




朝5時半。西鎌尾根が明るくなってきた。




天狗原分岐付近で、少し槍が見えてき始めた。



可憐な花。名前を知らない。



イチゴがたくさんなっている。おいしそう・・・


ブルーの花弁が、青空の青に負けずに際立っている。


いよいよ御本尊現る。


一瞬晴れた。左右対称の三角形が美しい・・・


なぜかたくさんのハエがたかり五月蠅い


やっと槍ヶ岳山荘に到着



よく見ると、垂直の岸壁にありんこのように登山客が二条にへばりついている。
登りと下りとでルートが違うのである。








垂直ののぼりには長い梯子が・・・



ところどころすれ違うルートがある。


座っている登山客のすぐわきは垂直の絶壁


到着。残念ながら周りは全く見えず。



記念にプレート撮影


愛機のGarmin60CSx。長年使っているが何の問題もない。
表示高度は3183m!
誤差はたった3m。
やまのぼりには欠かせない。


くだりのはしご。恐怖の梯子を下りる。



ライチョウの子供がちょこまかと動いている


動きが速すぎる










子供を追っかけてお母さんが出てきた。


イチゴの種類?



カール。長嶋さんの”ヘイ、カール!事件を思い出す。



カールをくねくねと登山道!



ひまわりの赤ちゃん?



カール


千丈乗り越え到着


アザミの原っぱ


水場発見!のどと疲れた足をいやす


やっと槍平到着


テント場は広い!


キャンプ場から奥穂高?


鋭い尾根道が奥穂から続く









遠かった槍ヶ岳、上高地から入り新穂高温泉に降りる。(2016夏)【Day1】

2016.8.20
<スライドショー>

永年の夢であった槍ヶ岳登山を決行。
二泊三日のテント泊行であった。

Day2: http://chibira-tamy.blogspot.com/2016/08/day_21.html
Day3: http://chibira-tamy.blogspot.jp/2016/08/day_39.html

残念ながら天候にすぐれず眺望が得られなかったが、それなりに楽しめた登山であった。

しかしながら、3日間トータル38km、累積登り;1600m、累積下り;2300mと結構厳しいコースであり、毎度ながら、こんな山登りは二度といやだと帰途に就いた。



2016.8.17
   ・夜22:25 新宿~上高地
2016.8.18
   ・上高地からババ平キャンプ場
2016.8.19
   ・槍ヶ岳登山~槍平キャンプ場
2016.8.20
   ・槍平キャンプ場~新穂高温泉~平湯~新宿



初日、上高地から出発。5:30にもかかわらず、すでにたくさんのバスが到着して、多くの登山客が出発の準備に余念がない。
ここからは、ほぼ平坦な林間の登山道を黙々と歩く。梓川にそっていて、ず~っと川の水音が付いてくる。
上高地は1500m程度の標高。しかし、10km歩いてもたった100mしか、高度を稼いでいない!
それでも10kgを超える荷物を背負っての歩行は、汗が噴き出る。

一の俣を過ぎたあたりからやっと勾配がきつくなり、やがて槍沢ロッジに到着。
テントの登録をして、キャンプ場に向かう。
テント場には結構距離がある。
1時間弱でやっと到着。
時間はずいぶん早くお昼前である。
テントは4~5張しかない
さっそくテントを張って、昼飯にする。

ここのテント場は、登山道が中を通っており、ひっきりなしに登山客が行き交う。
大人数の韓国客が大声で話しながら通る。

携帯は通じない。

ひまなので、テントに入って昼寝。
雨音で目が覚める。

夕ご飯を食べて、休んでいるとまたもや雨。
シュラフをかぶって、寝ることにする。

雨音を聞きながら、いつの間にかぐっすり寝込んでいた。


バスタ新宿発の夜行バスに乗り込む。3列シート。


朝5:20上高地到着


残念がら天候は今一つ



カッパ橋到着


残念!




明神分岐到着



非常に整備された登山道を黙々と歩く。


天候の状況は変わらず。


徳澤に到着。広いテント場は閑散。



梓川。急流でないため沿ってゆく道も緩やか。


横尾に到着。


相当の割合の人はこの横尾大橋を渡り涸沢に向かう。


ここが槍ヶ岳への中間点のよう。
上高地から往復するだけで42km!


槍沢ロッジ


槍見という岩。だんだん雰囲気が・・・



ばば平のテント場に到着。向こうには東鎌尾根が見える。



これが新築。様式だがにおいはそれなりにする。
夜になれば電灯をつけることができる。
においを我慢すれば、緊急時の避難場所になりうる・・・
立てば20人ほどは、はいれそう。


これが持参のテント。軽量化を狙って持ってきたいわゆるツウェルトタイプ。
悩みは、結露が多いこと。特に雨があると大変。