2013年7月7日日曜日

梅雨の合間の燧ケ岳(2356m)、晴れた!2013年7月6日

130706

以前勤めていた会社の仲間と、燧ケ岳にチャレンジ。

梅雨のため雨降りを懸念していたが、結果はOK!
またとないクリアな眺望が得られた。

茨城県を朝四時に出発。
桧枝岐村の御池駐車場に着いたのは8時前。
ちょうど8時のバスが出発するところ。
バスはほぼ満員。
20分ほどで沼山峠の駐車場に到着。

早速森の中へ。
快適な木道を歩き始める。

気温はそんなにたかくなく、快適。
自分以外に半そで姿はいない。

100mほどの標高差を乗り越えると道はくだりになる。
木道は相変わらずきれいに整備されており、歩きやすい。

やがて、広々とした草原が目に飛び込んでくる。
大江湿原である。

沼尻方面への分岐を過ぎた辺りにある小川の休憩所で小休止。
きれいな水が流れている。
みれば、ふなと思われる魚がむれている。

草原を吹くわたってくる風が気持ちがよい。

さらに沼尻方面に向かって浅湖湿原から燧ケ岳に向かう長英新道に入る。
予想していたとおりにびちゃびちゃの路が始まる。
同じような雰囲気の森の道が延々とつづく。
ぬかるみを右に左に避けながらあるく。
それでも、靴やズボンがどろどろ。
一時間ほど歩いても高度は100m程度しか上げられてない。

やがて、それもおわり、少しずつ勾配がきつくなる。
木の階段も現れるようになってきた。
少し日がさすとじりじりと熱い。

苦しみにたえて耐えて、やっと赤土広場に到着。
赤土広場からは尾瀬沼を真下に望むことができる。
ほてった体にしたから吹き上げてくるかぜが心地よい。

やがて、沼尻方面に下りる分岐に到着。
今日は立ち入り禁止のテープが引かれている。
聞けば、今年は雪が多いため、雪渓が残っており踏み抜けば怪我の恐れがあるためだという。

昼時なので、邪魔にならないように立ち入り禁止テープの向こう側で昼食にした。
いきなり、大量の虫の攻撃をうける。
生意気に中にはさしてくるやつもいる。
座ると風をうけないため虫が大量に顔につく。
たったまま風を受けながらおにぎりを急いでほうばる。

さらに少し行くと岩場が始まる。
一気に高度を稼ぐと岩場の上が頂上、まないたぐら。

たくさんの登山客が休憩中。

周りを見渡せば、360度の眺望。
南には、白根、至仏、北には昨年苦闘した平が岳などまだ雪をいただいた峯峯が毅然とそびえている。

しばらく堪能して御池側にそろそろと降りてきた。



今日の御池駐車場の様子。50%位か・・



沼山峠まではこのような狭い道。
バス専用道路のためすれ違いのため、無線連絡を行っている。

沼山峠に到着。

本日の同行者。OomoriさんとKashimuraさん。

大江湿原入り口。さまざまな花がさいている。

名前はわからない白い花の房


雨もふらずに同行者もご機嫌(このときは)

名も知らない花。つつましく咲いている。

やしお。ピンクが鮮やか。

尾瀬沼が見えてきた。

たくさんのハイカー。


湿原の間に小さな清流がある。

ニッコウキスゲ(霧降高原より、小ぶりで、いろも黄色目。)

きすげぽつぽつと咲き始めたところみたい。

燧ケ岳が見えてきた。ずいぶんと遠い。

小川の脇の休憩所。

長英新道。いきなりぬかるみが始まる。

高度を上げるとようやく下界が見え始める。

赤土広場に到着。燧ケ岳はすぐそこに見える。

赤土広場から尾瀬沼。

ナデッ窪ルートは閉鎖。ここで昼食。



南側にも雪渓が!



尾瀬ヶ原も見えてきた!

もうすぐ頂上。

頂上(まないたぐら)からの尾瀬沼眺望。

普段から体を鍛えている二人は余裕の表情。

これは会津駒ケ岳。雪が多そう。

しばやすぐら。今日はくっきり。

至仏山!

これは平が岳。昨年10月にキャンプ。寒かった。

ちいさい花がひっそり。


御池側に下山開始。

熊沢田代が眼下に。



小さな雪渓を横断!アイゼン不要



うろこ状の模様が美しい。


長い雪渓を下る。滑らないように注意。雪の下はがれ場。


平坦部には木道が現れる。

チングルマの群落

ガスの出てきた木道を歩く。


ここは熊沢田代。少し休憩。


わたすげが風にはためく。





振り返って見る燧ケ岳。もうガスに覆われている。


木道が延々と続く。