2016年3月9日水曜日

雨にたたられた開聞岳、ひたすら登りの山だった・・・

2016.03.06

昨日まで、屋久島宮之浦岳を2泊3日で縦走した。

初日:登山口~淀川小屋

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二日目:淀川小屋~宮之浦岳~高塚小屋
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三日目:高塚小屋~縄文杉~ウイルソン株~白谷雲水峡
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昨夜指宿の砂蒸し温泉で、癒されたと思ったが、さすがに足が少し痛い。

しかし、ここまで来たら、開聞岳もと欲張った。
残念ながら天気予報は、雨。

朝5時半に民宿”せきちょう”を出発、指宿駅に向かう。
早いので、朝ごはんなし。

タクシーも呼べそうもないので駅まで1.3kmを歩く。
いまにも雨が降り出しそうであせる。

開聞駅周辺には何もないので、指宿駅周辺のコンビニを探す。
幸いにもセブンがあった。
さすがに6時前でもやっている。
ありがたい。

水と、朝飯と昼飯を調達。
おにぎりは意外と重い。

駅で、大きなリュックをコインロッカーに預ける。600円。
小さなナップザックにおにぎりと水と雨具を入れて出発。
大分軽くなり、軽快。

6時9分の一両編成の列車で開聞に向かう。

線路の整備が悪いのか、今まで経験したことがないほど、列車の揺れが激しい。
時々、椅子から尻が離れるほど激しく飛び上がる。

脱線しないかと心配になる。

25分ほどで開聞駅に到着。(370円)
ここは海抜39m。

ここから、海抜923mの開聞岳頂上を目指す。

幸い雨がまだ降ってこない。

舗装路をまっすぐ登ってゆくとやがて2合目にある登山口に到着。(7:05)

ここからは、日光男体山の二荒山神社からののぼりのように、
斜面をまっすぐ上がってゆく。

違いは、こちらは道が火山性の砂地であること。
ぬかるまない代わりに、ずるずる滑る。

道はひたすら登り一方。途中で下るようなことは皆無。

森の中は暗い。

単調極まる。
3合目、4合目を通過。

五合目に到着。
奇跡的に川尻~山川方面の海岸線が少しもやっているがくっきりと見える。
左を見渡せば池田湖も!

後にも先に下界が見えたのこのときのみ

後はひたすらガスった道を登るだけ。

周りは何も見えない。

7合目を過ぎると岩だらけになってくる。

9合目を過ぎるとつるつるの岩が露出した道になる・
さらに悪いことに雨が降ってきた。
さらにつるつる。

頂上の神社についたころはジャンジャン降り。

写真を撮り、急いで下山の道。

驚くことにこの雨の中、登ってくる登山者に6名も遭遇した。

麓に降りたころは、雨もほとんど上がっていた。

運動場に隣接した食堂でそばを食べた。

よく食べる茨城のそばと違ってほのかな甘みと香りがなんとも風情があった。

時間があったので、東開聞まで歩いて列車に乗って帰ってきた。

開聞駅付近から望む開聞岳は左右が若干非対称。

東開聞駅付近から望む開聞岳は左右対称だった。
そういえば、深田久弥も川尻から見た開聞岳が一番美しいとか書いていたような・・

これにて、九州の旅はおしまい・・・・

楽しかった・・・


歩行軌跡。地形図と違ってずいぶん道がずれている。
道は右巻き。
きわめて単調に登ってゆく




まだ薄暗い開聞駅に到着






開聞岳に続く道路から。頂上付近はガスっている。



車で来た人は公園の駐車場に


ここは2合目の登山口



三合目


ところどころ火山の噴火の堆積物の層があらわになっている。


4合目


5合目。やった視界が・・



山川方面。写真では感じがわからないが、結構感動的に望めた。

少し内陸側


池田湖方面





6合目





岩が増えてきた。



7合目



晴れていたら屋久島が見えるらしい。残念。



8合目



9合目



気温は10度を超えている。
暖かい・








梯子を通過。



頂上直下のつるつる滑る岩の急坂





神社到着。お賽銭をあげてお参り。


頂上の岩塊。三角点はこの麓にある。



標識


下り道。後から登ってきた人に抜かれた。超高速。



2合目に戻った。往復4時間の登山でした。





麓の雰囲気。
春のにおいがした。



蕎麦屋さん(そばの館、皆楽来(みらくる)!!)で甘いそばの昼食


蕎麦屋さん(そばの館、皆楽来)


ヤマモモの花











葉きゃべつが美しい



振り返った開聞。ここから見ると左右非対称。



東開聞駅に到着



東開聞駅。測定車が駐車中。線路の状況が悪いのを測定してください!重量の大きい機関車だと正しい測定ができないのでは???







やがて行ってしまった。これには乗れず、あと1.5時間待ち。




駅前には古いお地蔵さんの列。








それぞれユニークな表情




猫みたいに見える・・・・


洞で座禅をするお坊さんか?











下りの列車がやってきた。








やっとのぼりがやってきた。





西大山駅で撮影。ここから見ると左右対称




指宿近くの岩山。




長年の憧れの屋久島宮之浦岳縦走(2016早春)、花粉症は発症せず・・・(Day3)

2016.03.05
二泊三日の屋久島縦走の旅に来ている。

初日:登山口~淀川小屋

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二日目:淀川小屋~宮之浦岳~高塚小屋
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三日目:高塚小屋~縄文杉~ウイルソン株~白谷雲水峡
⇒このブログ

今日は三日目。
高塚小屋は、1階から3階まで完全に満員状態。
朝5時になるほぼ全員が起きだし、がさがさと準備を始める。
比較的小さな小屋が、大変なにぎやかさになる。

横で寝ていた高校生たちもおにぎりとかで朝食中。
こちらは湯を沸かしてアルファ米の食事のため、少し時間差攻撃で食事の準備。

6時過ぎ、ほぼ全員がいなくなった。

小屋を出たのは最後(6:30)

少し降りるとすぐに例の縄文杉。
まだ明けきらないうすぐらやみのなかでそれは存在していた。

これまで、道すがら、杉の大木に数々遭遇してきたが、さすがに格が違う。

静かに、あたりを圧倒している。




ウイルソン株あたりまで降りてくると登ってきた登山客がどんどん増えてきた。

トロッコ道まで降りてくるともう混雑気味。

トロッコ道もガイドさんに引き連れられた登山客が次々と押し寄せる。

時間帯があるようで、しばらくすると潮が引いたように少なくなった。

白谷雲水峡への分岐;楠川別れに到着。ここで、平坦なトロッコ道に分かれを告げて、
辻峠に向けた最後ののぼりを開始。

約250mののぼりである。

やっと峠に到着。急に人が増える。

どちらかというと宮之浦側からの登山客が多いようである。
苔むした谷合を下りてくるとようやく屋久島登山の旅もおしまい、バス停に到着。(12:00)

残念ながら、バスが15分前に行ってしまったようで、次のバスまで2時間待ち。

やっとバスが来たころは、バス停には長蛇の列ができていた。

宮之浦港まで570円の旅は、標高600mからの急な下り。

15:30発の高速船で次の目的地指宿に出発。

高速船は、いったん種子島に寄港後、指宿を目指す。7500円。

指宿港では、たくさんの乗客が下船。みなさん団体の観光客で、迎えのバスであっという間にいなくなり、自分一人が残された。タクシーもバスも何もない。
汽船会社の方に頼んでタクシーを呼んでもらった。

今日の宿は、民宿”せきちょう”。
砂蒸し温泉”砂楽”のすぐ近くである。

宿にも温泉があるようだが、せっかくだから砂蒸しをトライ。

タオル持参で1000円余りの入場料。
すでに薄暗くなった砂浜に案内されて、スコップで砂をかけられる。

重い!

なんだか心臓がどくどくと動く。

背中からじわっと熱くなる。

手で砂を掘ってみた。
熱い!

砂の下の層を熱湯が流れているようである。

砂穴の掘る深さで大分温度が違いそう。
間違ってしまうとやけどをするおそれ?
10分ほどで、上がった。

なんだか、この三日の足の疲れがすっかり取れたよう・・・

薄暗い中、高塚小屋を離れる。

縄文杉にご対面!

杉とは思えぬ木肌をしている。


ようやく朝日がさしてきた。
今日も晴れの模様。

ウイルソン株に到着


カメラの広角度がたりなくハートに撮れない。

翁杉。枯れた株だった。


登山口に到着。


また鹿に遭遇。逃げない。

三代杉

楠川別れに到着。左に折れてまたのぼりが始まる。


がまぐちのような岩。辻の岩屋付近


辻峠に到着


意外に広い峠の広場。

ここからは、苔の世界が始まる。


苔むすもりだとか・・

苔コケコケ





白谷山荘。元住居の雰囲気。コンクリづくり

中は比較的きれい。

くぐり杉

白谷川には水が豊富。


登山口

バス停。


管理事務所。近くに駐車場があり、一般の車も進入OK.
通過するほとんどがレンタカー!!

二時間まってバスがやってきた。およそ40人の登山客の列。

宮之浦港の高速船。背景には鬼が島の峰々が・・