2018年5月3日木曜日

想定外の焼岳南峰登頂(2018GW)

2018.05.02

<スライドショー>

今日は3日目の焼岳登山。
当初北峰に登る予定が、結果的に南峰に登ってしまった。
ただし、南峰の方が60mほど高い。

天気の悪化が予想されたので、最悪断念も視野に入れて登頂開始。

登山、車で直接行ける中の湯温泉の上にあたる旧道の脇から始まる。

路側の登山口を入ると土道が始まる。
昨日まで雪道ONLYだったのでなんだか懐かしい感じである。

ただし、なんだか調子が悪く、休み休みの歩み。

かれこれ1時間ほどは、林のなか、ほとんど眺望が得られない・

道はやがて平坦になってきた。

焼岳の頂上と思しき岩峰が目の前に迫ってくる。

直線で1.5km標高差300以上ありそうである・

先行者が少ない。

右ルートと左ルートに分かれている。
とりあえず左側の登山者の方についてゆく。

途中で、休憩に入った登山者と会話。
このルートは南峰に向かうルートという。

地図上では進入禁止となっている。
今更引き返せないので、そのまま足跡をたどる。

途中、熊笹を乗り越えると雪のない尾根ルートを発見。

そのまま行くと頂上に到達。

昨日の乗鞍と打って変わり、厳しい風景が広がっていた。

火口をはさんだ反対側には硫黄に覆われた噴気孔が見える。
一瞬地獄を連想。

覗きこむと、北側の雪渓が望める。
沢山の落石が斜面に転がっている。

焼岳は、まさに生きた火山である。
下降側はすっぱり垂直に切れ込んでいる。

上高地はすぐ真下。

奥穂がすぐそこに見える。

雨もぱらつくので早々に切り上げて下山した。

のぼり3時間20分、下り2時間10分。計5時間30分。
の焼岳南峰登山でした。


現在は規制レベル1

振り返った駐車場。周辺のコーナにもおけそう。

樹間から北峰(?)が見え始めた

このような道が延々と続く。踏み込まれているので、ずぼず簿でないのが助かる。

本来のルートである南北峰の間の雪渓。

右が南峰と北峰の間の雪渓。本来なら右がルート。
前の人について行ったら結果的に南峰の左のルートになってしまった。

こちらも木曽駒ヶ岳に負けずとも劣らぬ急こう配。

南峰の南側は雪がまったくない。アイゼンを脱いで登る。
右の尾根に道がついている。



南峰のみなみにも火口湖がある。

北側の雪渓。落石の岩がゴロゴロしている。

これを登ってきた。







風景は完全に荒々しくなってきた。ライチョウを発見。
オスである。雪解けに合わせて曼荼羅模様になっている。
昨年の立山以来ライチョウは守り神である。





山頂の火口側は垂直に落ち込んでいて足がすくむ。背景は笠が岳。


穂高連峰!



これが南峰!



槍ヶ岳



笠が岳!

黄色の噴気孔。


火口湖・まだ凍っている。




山頂の火口側は垂直に落ち込んでいて足がすくむ。




これは北峰か?






笠が岳、槍ヶ岳を背景に記念撮影

噴気孔と穂高

南側には昨日登った乗鞍!!実に堂々としてる



雪渓にライチョウの夫婦を発見

登山道に朽ちる小型乗用車。
国道から転落したのか?
ラダーフレーム式で大分年式が古い。

駐車場に帰着。しんどかった!


スキーヤーの天国、乗鞍岳(2018GW)

2018.05.01

昨日の木曽駒ヶ岳に続いて、乗鞍岳に登った。
当初は御嶽山を考えていたが、登山規制が完全に解除されていないため次回に見送りとした。

乗鞍岳には、ずいぶんと高所にまで道路が走っている。
WIKIPEDIAで調べてみると、戦前飛行機用のエンジンの研究のため、岐阜側から作られたのがベースになっているらしい。

本来なら2800m地点まで車で行けるがこの時期、道路の除雪が終わっていない。
途中の位ヶ原山荘まで春山観光バスが通じている。2300m地点である。
そこから3025mの剣ヶ峰を目指す。
自家用車は、だいぶ上まで行けるが、みんな面倒なので、乗鞍高原観光センターに駐車してバスに乗る。

8:30の始発バスにのる。
乗客の8割が山スキー客である。
約40分で位ヶ原(くらいがはら)山荘に到着。
おどろいたことに後から2台のバスが到着。
たちまちあたりは、登山客スキー客であふれかえる。

道の両脇には3~4mの雪壁が残る。
除雪開通はここまで。先は工事中で歩行者も進入禁止。

道路をしばらくあるき、雪渓を上がり始める。
すぐにアイゼンが必要になり、本格的なのぼりが始まる。

実にたくさんの人がばらばらに歩き始める。

雪原ならでは風景である。
道は、ない。
歩けるところをどこでも歩く。

途中ガードレールが少し、頭をのぞかせているところを通過。
GPSで確認すると下にはスカイラインが下を通過している。

夏道は、いったん肩の小屋を経由するが、全員ショートカット。
道はどこでもある。

ただし、ショートカットのほうが勾配がきつい。

多少の勾配の緩急はあるが基本ずーっと登り。

空気が薄いのか呼吸がおっつかない。
しばらく休んで酸素が体に回るのを待つ。

やがて、コロナ観測所が見えてきた。
摩利支天である。

そちらに向かわずひたすら剣ヶ峰を目指す。

だんだん周囲の景観が開けてきた。

頂上からの景観はさすが3000m級の山である。

登りは3時間、帰りは、1時間20分の超特急。

天気が良すぎて、日焼けがすごくなってきた。



麓からは、雪を頂く八ヶ岳連峰が望める。
浮世とは関係ないとばかり、堂々としているのがすごい。

観光センターの広大な駐車場。無料である。

位ヶ原山荘。3台のバスが到着し観光客でごった返す。


雪壁が残る道路をしばらく歩く。

各自思い思いのルートで雪面にとりつく。
それにしても優しい風貌の山である。



ありのように先行者が見える。基本まっすぐゆく。

雪に埋もれたバス停らしき建屋が見える
スカイラインのガードレールが現れた。

延々と続く雪渓。

お隣の穂高連峰、その向こうに槍ヶ岳が見えてきた。

これは笠ヶ岳。

肩の小屋が大分下に見えてきた。

これが剣ヶ峰(最高地点)






頂上の神社!

頂上から穂高連峰

頂上か笠ヶ岳

頂上から御嶽山





記念撮影

今回も誤差5mのGarminGPS

頂上小屋はまだ雪の中。屋根に上がってはいけない由。

続々と登ってくる。ほとんどがスキー客。頂上付近から滑降可能。





道路わきの登山口。帰りは超特急。





帰りの最終バス。出発まで2時間以上もある。
ビールは飲めないので、コーラをがぶ飲み。