2025年5月19日月曜日

緑の洪水、八溝山(20250518)

 20250518

最近は、八溝山に登ることが多い。以前は、もっぱら久慈男体山であったが、やはり、徐々に体力が減退してきたせいなのか、行ってみようという気にもならない。

困ったものである。

いつもの通り、楽して、8合目の駐車場から登り始める。日輪寺を経由すると300mほどの登山になる。今日は、先客は誰もいないようである。下の登山口の鳥居周辺にも車は一台もいなかった。

これもいつもの通り、谷に降りて日輪寺に向かう。

1か月前に来た時には、新芽の淡い緑が主役であったが、もうあたり一面緑の洪水状態である。緑の水の中を泳いでいるような感じに襲われる。木々は、まだ完全に夏の装いとはなっておらず、青年の緑という感じである。夏本番の八溝山ではない。

下界はすでに26℃を越えているが、この辺りは21℃と涼しい。しかしながら、昨日の大雨で湿度が極めて高い。谷を渡って、日輪寺に向けて登り返すころにはもう汗だく状態。

じめじめした杉林のジグザグ道を8回折り返すと日輪寺に到着。今日は、駐車場にはお坊さんの車しかない。本堂は工事中のようで、足場が組まれている。

お参りを済ませて、東屋で休憩。気温は高くないが湿気でムッとする。

裏手の舗装された急坂を登る。上の林道交差までたかだか50mほどの登高であるが、これがなぜだか、結構苦しい。林道に出てきた。いつものように一息を入れる。

ここから頂上まで、150m、だらだらした尾根を登ってゆく。勾配はきつくないが、距離は長い。

頂上直下の鳥居まで来た。驚くことに4台も駐車している。

展望台に登ってみたが、案の定、雲で何も見えず。後から来た観光客も早々と降りて行った。

展望台でラーメン昼食をして下山してきた。

今日の金性水の水はさすがに勢いがあった。



8合目の駐車場を出発。今日はほかに登山客はいない。

いきなり緑の洪水のお出迎え。緑、緑、緑・・・・





緑の深海を歩く



日輪寺は工事中・・・





ところどころにブナの巨木が・・・

遅咲きのツツジ・・花リレーの最後のランナーのようだ。

可憐な花びらをつける。



今日のお昼は、凄麺「京都ラーメン」とおにぎり



2025年5月5日月曜日

新緑がまぶしい焼森山、鶏足山(20250503)

 20250503

日差しがきつくなってきた。これからだんだんと低山の山歩きは厳しくなってくる。

今日は日差しそのものはきついが、まだ空気は涼しい。

最近とてつもなく人気になっている焼森山と鶏足山に向かった。

旧七会村の赤沢登山口の駐車場は最近拡張されたが、それでも満杯になることが多い。最近は作戦を変えて、少し遅く登山口に到着するようにしている。大体、10時過ぎになると、下山してくる人が増えてくるので、駐車場が1台2台と空くようになるのである。

と思って、駐車場に到着してみると、意外や、今日の登山客は少ないようである。駐車場の空きが目立つ。

日差しはきついが、意外に気温が低い。長袖のTシャツでスタート。中尾根コースで登り始める。いきなりの急登になる。ハアハア言いながら斜面をジグザグに登り詰めると中尾根に上がってくる。

1か月前に来た時と違って、木々には若葉がたっぷりとついていて、太陽の光線をさえぎってくれる。それでも長袖では汗を掻く。半そでになる。ここで少し休憩。倒木に腰を掛けるが、昨日の大雨で水分を含んでいる。レジャーシートを広げ腰を掛ける。吹き渡ってくる風が心地よい。

次々と登山客が下りてくる。挨拶を交わしながらしばらく尾根を登ってゆくと縦走路に出くわす。ここを左におれてしばらく歩けば、焼森山。数人のチームがワイワイと言いながら休憩中。われわれも丸太のベンチに座って休憩。今日は、ふもとの養鶏場の鶏糞のニオイも上がってこない。風が気持ちがよい。あいにく日光連山、那須連山はかすんで見えないが、遠くまで見渡すことができる。あたり緑一色になってしまった。

次々と登山客が登ってくるので、早めに頂上のスペースを明け渡し、鶏足山に向かう。大してきつくもない縦走路を20分ほども歩けば鶏足山頂上。ここからの眺めも良好。誰もいなかったが、しばらくすると登山客が次々とやってきた。早々に退散。

テーブルのある場所まで帰ってきていつものようにラーメンの昼食。10年ほど使ってきたバーナーはまだ壊れていないが、お湯の沸きが遅いので、Jetboil Stashを購入した。使ってみる。製品そのものはよいが、なぜか着火装置がついていない。日本ブランド物はすべてついているが残念。このへんがアメリカ。アメリカの車が日本で売れないと騒いでいるが、原因はこの辺にある。

ベンチのある広場は落葉樹に覆われている。冬の間は、直射日光が当たり暖かいが、今日は若葉が太陽光線をさえぎってくれる。涼しい!

12時を過ぎ、次第に登山客が少なくなった.。食事も終わったので下山開始。つつじ類があちこちに咲いている若葉のトンネルを抜けて、静かな山歩きを堪能しつつ赤沢富士を経由して下山してきた。

この山は、今まで、暑さを敬遠して、夏には登ったことがないが、登山道は、比較的広く、しかも木々に覆われているので、暑い季節でも大丈夫かもしれない。今度試してみよう。

駐車場まで帰ってきたが、まだ3分の1ほどが車で埋まっていた。


赤沢林道を右巻きに歩き始める。

中尾根は完全に緑のトンネル状態。

50分ほどで焼森山ピーク到着。小さな広場になっている。

晴れていれば、那須連山、日光連山が見える。今日はかすんで調子が悪い。



焼森山から20分ほどで鶏足山。小さなお堂が待つ。

鶏足山頂上からは、日光、那須、八溝山などが望める。

色鮮やかなヤシオ(?)

地形図上の鶏足山山頂でお昼ご飯。きれいなテーブルがある。晴れ渡った冬には富士山が遠望できる。

今日のお昼は凄麺ネギみその逸品



登山道わきにはそこかしこでツツジ。咲き乱れるという感じではない。

途中には急な坂が何か所かある。

ふもとはお茶畑。ちょうど八十八夜のタイミング。すでに収穫が終わった畑もある。







2025年5月2日金曜日

カタクリの咲き方はばらばら、八溝山(20250426)

 20250426

久しぶりに八溝山に登ってきた。

八溝山の登山道わきには、カタクリの小群落があちらこちらに点在する。カタクリという植物はどうも一斉に咲き誇る類の植物ではないようである。

この時期、標高の低いところのカタクリはほとんど花が終わっている。標高を上げるに従い花びらをつけているものがちらほら見えるようになる。

しかしながらである、同じ群落の中でも、すでに終わったものが入り乱れている。


落葉樹の葉っぱも出そろいこれから色を濃くするような季節に入ってきた。

駐車場に帰るころには汗がびっしょり。


八溝林道から見た山肌。植林の濃い緑に映える淡い新緑がまぶしい。

金性水もだいぶん水量が増えてきた。

まだ残っているカタクリ。これは終わりかけ。

まだ残っているカタクリ

まだ残っているカタクリ

まだ残っているカタクリ。後ろのカタクリはすでに咲き終わっている。


面白い形状の花弁の花も

スミレの群落

八溝山には珍しいシャクナゲが咲いている。