2022年4月26日火曜日

ガスに覆われて幻想的な大台ヶ原を歩く。(2022.4.21)

  2022.4.21

京都にゆく用事があり、関西の百名山にチャレンジすることにした。

関西の山々は中途半端に遠く、なかなかチャンスが訪れなかった。

多少厳しい日程であるが老骨にムチ打ち敢行。

Day1:大峰山(弥山、八経ヶ岳)(2022/4/20):11km、1200mの登山
http://chibira-tamy.blogspot.com/2022/04/189519152022420.html

Day2:大台ヶ原(2022/4/21):7km、400mの登山

Day3:伊吹山(2022/4/22):8km、1000mの登山
http://chibira-tamy.blogspot.com/2022/04/13772022422.html

Day4:荒島岳(2022/4/23):9km、1200mの登山
http://chibira-tamy.blogspot.com/2022/04/20220423.html


今日はDay2:大台ヶ原。

朝4時には下北山村のバンガローで目が覚めた。あいにくどんよりとした天候、昼頃に雨があるとの天気予報である。

アルファ―米のおかゆで簡単な朝食を済ませて大台ヶ原向けて出発。40km以上の行程で1時間もかかる。

例によって、山道をクネクネと飽きるほど運転して、大台ケ原駐車場に到着(7:20)。大きな駐車場である。バスターミナルにもなっている。あんな狭い道をバスが上がってくるのである。

車を降りてみると、風がビュービュー吹き、ものすごく寒く、しかもガスっており湿度も高い。慌てて着こむと、完全に冬の装束。

大台ケ原には4つの標準的なコースがある。http://vill.kamikitayama.nara.jp/kanko/tanoshimu/odaigahara/#c1

この中で二番目に楽なビジターセンター~日出ヶ岳~大蛇嵓~シオカラつり橋~ビジターセンターの周回コースでとりあえず出発。楽とは言え、昨日の大峰山を登った後、7km、登高400m4時間は結構大変である。

ガスの中歩き始める。クマでも出そうな森の中を進む。道が凄く整備されており歩きやすい。ただ、周りに誰もいないのが不安。

ほどなく尾根道に合流。左に折れて木の階段を上ると、展望台がある。何も見えない。晴れていれば、伊勢湾方面まで見えて絶景を楽しむことができたが残念。

更に登ってゆくと、すぐに日出ヶ岳山頂。立派な展望台が立っている。

登ってみる。なんだかデジャブ感がある。思い出すと3年前に八幡平に登った時にも頂上に立派な展望台があったが、ガスで全く展望なし。
http://chibira-tamy.blogspot.com/2019/08/httpchibira-tamy.html

時折、雨が混じるようになった。天気予報通りに悪い方に向かっているようである。

とりあえず、尾根道を正木嶺の方に向かう。少し下って、少し登るとすぐに正木嶺。当然何も見えない。

正木ヶ原らしきところに到着。ここは白骨林の原っぱ。以前は立派な樹林帯だったということであるが、伊勢湾台風で、白骨林化が進んだということである。

尾鷲辻という交差点まで来た。雨がますますひどくなってきた。東屋で休憩をしながら悩んだが、結局これ以上進む気も起らず、エスケープルートを経由してビジターセンターまで帰ることにした。

ビジターセンターの方に聞くと、年間1/3程度は雨らしい。

徹頭徹尾、ガスに視界を阻まれた大台ケ原であったが、これで百名山大台ケ原踏破ということにしよう。

時間はまだ早いが、次の目的地の伊吹山に向かう。



下北山村営のバンガローで目が覚めた。窓からは、池原ダム湖の湖面が見下ろせる。

キャンプ場のモミジの若葉がみずみずしい。

山道を苦労して大台ケ原ビジターセンターに到着。ビジターセンタの前には広大な駐車場。すでに天気が相当怪しい。伊勢湾方面から湿った風がびゅーびゅー吹き付ける。

ビジターセンタの温度計は6℃。風が強く湿気を帯びており寒い!!

大杉谷登山道をとりあえず日出ヶ岳に向かって歩み始める。

道は緩やかで、路面もあれておらず歩きやすい。

登山道とは思えないほどの整備が行き届いた道が続く。

ガスがますます濃くなってゆく。

晴れていれば、伊勢湾はもちろん富士山まで見えるという展望台に来た。

何も見えず・・

大きな展望台が見えてきた。

展望台のそばが日出が岳頂上。1695m。大台ケ原最高峰。いつも不思議であるが、こんなにガスが濃いのに紫外線に反応するメガネが黒くなる。

面白い温度計。こんなに細かいメモリを見たことがない。
表示が-3~6℃。でも誤差が大きいよう。現在4.6℃を表示。


手元の温度計は6.6℃。こちらは、複数の温度計でか精度チェック済。+/-1℃以内の誤差。



とりあえず尾鷲辻方向に向かうことにした。

ここは本当に歩きやすい。

丹沢などでは、木の階段がアイゼンで削れているが、ここはまったくそのようなことがない。冬に訪れる人はいないようである。

曲がりくねった木が歩道脇を覆う。。



正木嶺と思われるところにきた。



下ると周りに白骨林らしきものが見えてきた。正木ヶ原あたりか?

森が退化しているそうである。



笠のような木が見えてきた。アフリカにでもありそうな。

尾鷲辻に到着。雨がひどくなってきた。ここで休憩後、ビジターセンターに引き返すことに。

舗装をされた林間の登山道。

ビジターセンター帰着。さすがにこの天気で来る人はいないよう。
登山道で出会った人はゼロ。

R169経由で滋賀県に向かう。途中唯一の道の駅である吉野路上北山で昼食。山菜そばと柿の葉寿司のセット。割りばしはもちろん吉野杉。650円。おみやげに吉野杉の割りばしも購入。



今日のお宿の伊吹高原荘に到着。ここはスキー場跡に面しており、建物の大きさから昔の賑わいが想像される。100人は泊まれそうな構え。この辺でまだ営業している唯一の宿のよう。なによりも、下の登山口から200m高い標高415mにあるのがうれしい。


晩御飯は、食べきれないほどの量。わらび、フキノトウなどの山菜が沢山。お風呂は伊吹らしく薬草風呂。大きな布袋が風呂桶に浮いていた。これで一泊8500円は安い。


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