2020年10月29日木曜日

白樺の白と紅葉のコントラストが美しい四阿山(2354m)菅平牧場(1500m)から登る。(2020年10月27日)

 2020.10.27

<スライドショー>  https://youtu.be/ST93-ojkm5U


今日は2座目の四阿山(あずまややま)(2354m)。

朝7時、菅平の宿を出発。

標高が1300mほどあるため氷点下。おかげで車の窓はガリガリになっており、霜が解けるまでしばらく待つ必要があった。

宿からは、標高1500mほどの登山口に向けて急な坂道を車で上がってゆく必要がある。道は菅平牧場の所有地に入り、料金徴収のゲートを通過。朝が早いため無人である。(帰りに入場料200円徴収)

勾配をまっすくぐ登ってゆくと駐車場。すでに20~30台の先客がいる。

振り返ってみてびっくり。長大な北アルプスの峰々が、すでの7合目ほどまで雪をまとって、壁を作っている。その多くは残念ながら登ったことがない。左の奥の方に槍ヶ岳らしいとんがったピークも見える。北アルプスは完全に冬モードに入ったようである。

登山口を7:30に出発。まずは、根子岳(2207m)を目指す。今まで見たことがないような平べったい山容である。頂上を目指し、白樺の白い幹の中の道を一直線に登ってゆく。最初から最後まで、ほぼ一定の角度で道が続く。木々が途切れるころになると先方にケルンが見えてくると根子岳(2207m)頂上である。ここまで600m登ってきたことになる。

鐘がぶら下がっている。反射的にならしてしまう。

アルプスの峰々がよりくっきり見えてきた。草津白根、浅間もよく見える。目的地である四阿山はとみると北斜面に雪を抱えて、逆光の中、えらく遠くにそびえている。しかもその間には深い鞍部がある。150m以上下る必要がある。

鞍部への道は、今までとは打って変わった厳しい表情を見せる。

大きな岩の塊の間を縫うように尾根道を進む。右は切り立った崖である。覗き込むと足がすくんでしまう。

下に鞍部のきれいな笹原が見え、その間を登山道がうねうねと続く。そこに向けてきつい勾配道を下りる。

気持ちのいい笹原を横切る。

問題はここからである。250m登り返す必要がある。暗いもみの林の間に岩だらけの急な道が始まる。耐えること40分、漸く勾配が緩くなり、あたりが開けてくる。合流ポイントに到着。

ここからは、尾根歩きになり、休む回数が少なくなる。多少のアップダウンを繰り返すと神社の小さな祠が現れる。頂上はさらに少し行った先。

既に10人以上の登山客が休憩中。

あいにく朝に比べて雲が多くなってきた。それでも、眼下には嬬恋村に広がる広大なカラマツ林の黄葉が美しい。さらに向うの浅間山は雲に隠れて見えない。

長野市の市街地が遠くにかすんで見える。時折南から吹き上げてくる風にあたたかな塊が混じる。気持ちのいい瞬間である。

たくさんの、登山者が次々と押し寄せてきた。20~30人の老人グループがいる。よく登ってきたなと思えるような人が見受けられる。四阿山は老若男女を問わず人気の山のようである。その理由の一つは、山容が示している通り、なだらかであることが一つの理由だと思われる。根子岳を経由すると少し難所があるが菅平からの直登のルートは、なだらかである。ただしその分距離が長くなる。

そのなが~い直登ルートを、またもや、いやになるほど歩いて下山した。

累積登高1000m、歩行11kmの山旅でした。

菅平で、地域振興クーポンを使おうとしたが、お土産屋が閉まっている。仕方がないのでコンビニで、長野のワインを買ってきた。


朝7時半。菅平牧場の駐車場を出発。すでにたくさんの車が駐車している。

牧場の柵にそって登山道が続く。

菅平のスキー場がだんだん下になってきた。遠くには北アルプスの山並みが雪化粧をして壁を作っている。



おびただしい数のアルプスの峰々。どれがどれだかわからない。

菅平高原の街並み全景。お椀状になっている。

この辺りは白樺が多い。白樺は太陽を遮られる木があるとすぐに負けてしまう。
周りに高い木がない。

次第に白樺が減ってきた。遠くに頂上らしきものが見えるようになってきた。

霜に覆われたカラマツの幼木。


カラマツが紅葉し、霜がついている。日の光を反射して美しい。
(写真で色合いを再現出来ていないのが残念)


長野盆地は雲海。長野市は雲海に沈む。背後には雪の北アルプス。



白樺が消えて、カラマツも少なくなってきた。

根子岳頂上が見えてきた。

根子岳頂上の神社の祠。いつものようにお賽銭をあげて参拝。



四阿山はとてつもなく遠くにそびえたつ。道のりは長い。



振り返る根子岳ピーク。尾根道を歩く。南側はえぐれている。



途中岩の回廊。大きな岩の間をすり抜ける。

振り返る根子岳



やがて道は笹原に替わる。

今度はテーブルのような岩石群登場。





鞍部まで150m降りてきた。ここから300m登り返す必要がある。



大分登り返してみる根子岳。

尾根道到着。

向うのピークが四阿山頂。北の斜面の木には先日の雪が残っている。

ここだけの木の階段。右の階段は鳥居峠ルート。

手前の祠。まだピークではない。

ここがピーク。2354m。小さな祠が立つ。


根子岳が下に見える。



頂上から東へもルートが続く。



登山客でにぎわう頂上。

記念証拠写真。





下山開始。雲に隠れていた浅間山が見えてきた。

直登ルートから振り返る四阿山。





中四阿通過。







小四阿通過。

白樺の林が戻ってきた。





牧場のわきの谷川には楓の大木があり、紅葉真っ盛り。

牧場まで帰着。駐車場は大きく迂回。



駐車場帰着。まだ多くの車が残っている。







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