2019年3月24日日曜日

茨城奥久慈篭岩山7年ぶり

2019.03.24

10日前に右ふくらはぎの肉離れをしてしまった。
しばらく右足で踏ん張ることができなかった。

少しましになってきたので、軽めのコースで試し登山を実施。
茨城県の奥久慈エリアにある、篭岩山である。

そのピークは地形図上は篭岩となっているが、別に岩壁に穴が沢山開いたところを地元では篭岩と呼んでいるので、混乱を避けるために昔から篭岩山と呼ぶようにしている。

標高501mであるが、湯沢峡にある不動滝から登ると結構変化に富んだコースとなり、それなりに楽しめる。

まず佐中の小川の脇にある民家横から入山する。
しばらくすると落差30mほどの垂直の滝が現れる。
不動滝である。

この滝は湯沢峡の末端あたりに当たり、登山道は滝横から湯沢峡に沿って続く。

どこから登るのかと悩むほどわかりにくいが、よく見ると滝の脇の垂直の岸壁にへばりつくように登山道が作られているのがわかる。

右側は、まさに絶壁に作られた細い道を恐る恐る登ってゆくと、滝口に到着する。

ここから緩やかな谷筋になり、へつったり、まいたりしながら登ってゆく。
大きな岩がごろごろしている。

湯沢峡をそのまま、さかのぼるルートもあるが、今日は右に折れ、尾根道に取り付く。
鎖が多数つけられた急峻な登山道を100mほどを一気に登ると鉄製の橋が見えてくる。

そこが、篭岩である。
垂直の岩壁に、どうしてできたかわからない穴がぽこぽこあいている。

はしごがあり、上の方の穴にも行けるが今日はパス。
やがてあずま屋が現れる。

実は、すこし上の方に駐車場があり、ここまで比較的簡単に来ることができる。

ここから上の方にルートを取る。
少しのぼると傾斜がゆるくなり尾根道になる。ここまで来ると標高も400mを超える。

しばらく歩くと、30mほど垂直に落ち込むキレットに遭遇する。
結構緊張しながら、垂直の壁を、鎖、木の根につかまりながらそろそろ降りる。
やっと降りてほっとすると今度はきついのぼりが始まる。
のぼりつめるとやっと篭岩が正面に見える。

又垂直に落ち込むキレットが現れる。
また登る。

そこは、篭岩山頂につながる尾根の岩の塊。

左に折れて少し歩くとそこが篭岩の山頂。
7年ぶりだが、以前はうっそうとしていた熊笹が完全に枯れてしまって坊主状態。

真正面に久慈男体山がそびえている。

風が強い。

すぐに下山開始。

ここからはやばいところはない。

尾根道をたどり、ピークを一回超えると、杉林の中を左に折れる道が現れる。

まっすぐ行くとお草越の近くに達するが、道があれており、現在は通行止めになっているようである。

左に折れて、暗い杉林を10~20分ほど歩くと湯沢峡に再会する。

水の量が少ない。

流れが以前(7年前)に比べて変わっている。
水たまりにあぶらはやが住んでいたが、まるっきり気配がない。

少し上流の滝つぼに寄ってみた。1mほどの深さがある。
試しにSoyjoyをつぶしたものを撒いてみた。

でてくるわでてくるわ、大小100匹ほどのあぶらはやが物陰から姿を現し餌をパクパク。
元気でよかった。

インスタントラーメンを与えてみた。
長い麺をいつまでも咥えて、仲間にとられまいと必死。

あぶらはやに別れを告げて、急な杉林を下りてきた。

風が強くて、釜沢越の峠は、落ち葉の乱舞状態であった。

左回りのルート。
途中、リスクのある個所があるので要注意。
また、標識のない分岐や、けもの道が多数あり、道迷いが発生しているよう。
要注意である。

駐車した佐中の林道から望む篭岩。正面のピークの下。

不動滝。水量が少ない。滝口から滝つぼまで30mほど。
左の方から滝つぼに上がることができる。
滝の左の岩壁を削って登山道をつけてある。

滝つぼ。今朝は寒く部分的に氷が張っている。
真冬だとここに氷がうずたかくなる。

滝口から見下ろすと鳥居が見える。

滝口から上流。大きな一枚岩を水が削っているのがわかる。

篭岩に到着。鉄の橋が架けられている。


複雑な形状の穴が無数に開いている。

展望台からの眺め。手前のピークの向こうが湯沢峡。
こうしてみると久慈男体山からつながる山脈は岩でできていることがよくわかる。
土を一皮めくれば岩である。

日光、那須方面であるが、今日はかすんで見えない。


展望台の脇にあずま屋がある。
ここまでは上からだと簡単に来ることができる。

篭岩手前の垂直キレット。
蔦と鎖につかまりながら降りてきた。
結構高くて横ばいもあり鵜緊張を強いられる。

手前のピークから篭岩山が見える。
篭岩山までにもう一度キレットを超える必要がある。

篭岩山の頂上。ミズナラの林にある。
久慈男体山の雄姿が正面に見える。
周りの熊笹は完全に枯れてしまった。

釜沢越。この右側が湯沢峡。左側は急峻な斜面。

林道わきの廃屋。
過疎の地域である。

林道から望む切り立った岩峰。猩々岩というらしい。この向こうに湯沢峡、篭岩がある。






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