気がつくと一時は収まっていた風がまた強くなっていた。
テントがまたはげしくばたついている。
今度は西風である。
時計を見ると4時。空はうす曇。まだ暗い。
シュラフでよこになっていると、空が明るくなってきた。
少し早いがテントの中で朝ごはん。
最近重宝しているのが、アルファ米のご飯。
軽くてカロリーがあって、しかも簡単に作れる。
今朝は、尾西の炊き込みおこわ。
100gの乾燥した材料に熱湯を110cc加えて15分待つだけで
ふっくらしたおこわが完成。
これで375kCalもある。
ご飯を食べ終わるころ日の出。水平線に多少の雲があった。
6時すぎ。
テントの外にでてみるとウッドベースに厚く霜がおりている。
近くの小さなちとうには薄氷が張っている。
氷点下だったのだ。
急いでテントを撤収して、平ヶ岳~たまご石をまわって下山の途につくことにした。
驚いたことに7時過ぎに軽装備の人がたまご石方面から登ってきた。
どうしたのかと聞くと、北側の民宿に宿泊して、宿の車で中ノ岐林道から登ってきたとか。
所要時間がなんと1.5時間!!
まさに裏技という感じ。
そうこうしていると10数人の登山者がぞろぞろと登ってきた。
寂しかったあたりは急ににぎやかに。
びしょびしょのテントを乾かして、元来たみちを下山してきた。
気のせいではないと思うが、昨日より一層紅葉の色の深みがましたようで美しい。
池ノ岳から鷹巣に降りるだけでも4時間もかかってしまった。
月曜日にもかかわらず6人の登山者に出会った。
平ヶ岳は、つらかったが今までの中でも一番くらいに印象に残る山だった。
山容の美しさ、紅葉、それに満天の星空の美しさは絶品だった。
今は、二度と行かないと思うが、そのうちまたファイトが出てくるかもしれない。
テント前は霜がびっしり。寒いはず。
朝焼け(?)の平ヶ岳
木道には霜。今日も快晴で気持ちが良い朝。
平ヶ岳山頂の標識と標石。藪の中にあり、趣がすくない。
ここにもウッドベースがありテントを張れそう。
平ヶ岳のちとう。
池ノ岳方面。
水場の上で登山者に遭遇。まだ朝7時半。裏側から登ってきた由。
この寒いのに花。りんどうか?
たまご石から北西の景色。すっかり紅葉。
たまご石からの光景。ここにもちとう。
これがたまご石。逆三角形。
見る方向が違うとたまご石。
山頂付近は広い湿原。木道がずーっと続いている。
姫池まで戻ってきた。ザックを拾って下山開始。
今日のほうが一段と色濃い紅葉。
鷹巣の駐車場。池ノ岳からの下山だけで、4.5時間もかかってしまった。
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