2021年8月3日火曜日

真夏の十和田湖と奥入瀬散策(2021年7月29~30日)

 2021.07.29~30

白神山地から、弘前を経由して、十和田湖に移動。

このシーズンの十和田湖は、閑散期のようであり、観光客は少なく出会う車も少ない。山道は、結構狭く、しかも台風の影響か路上には枯れ枝が沢山落ちている。そんなに急こう配ではないが、山道はグネグネと永遠に続きそうな感じがする。

散々車を走らせやっと峠に到着。滝ノ沢峠である。峠を越えると突然道路の勾配が急になる。火口壁特有の急斜面の道路をどんどん下ってゆく。木々の間から、湖面が時々白く光っている。

ホテルで一泊ののち、お決まりの観光コースに出発。

今回初めて知ったのであるが、十和田湖は半分秋田県、半分青森県である。今回は秋田県にあるホテルに投宿。奥入瀬は青森県にある。

まずは奥入瀬。渓流に沿って歩くのであるが、楽なくだりのコースを選択。子ノ口(ねのくち)湖畔に駐車して、少し国道を歩くと奥入瀬の渓流入り口がある。十和田湖の水は、ここから流れ出すのである。

湖面の標高400m。高原のイメージを持っていたが、400mではそんなに涼しくならない。

樹木の葉っぱのおかげで直射日光を受けないが、蒸し暑く、汗を搾る散策であった。

途中で耐えかねて、バスで引き上げることにした。

帰りのバスのエアコンの涼しいこと。






奥入瀬渓流は14㎞ほどある。ところどころで、左右から滝が流れ込む。遊歩道は国道102号と並行している。



橋を渡ると渓流の入り口。階段を下りてゆく。



最初は、どこかの小川の雰囲気。










水門が、現れた。東北電力の表示。水力発電の取水口らしいが、今は使われていないよう。




渓流には広葉樹の巨木が散在し、厳しい太陽の光から守ってくれる。



渓流は、急流になったり緩流になったりしながら14㎞をくだってゆく。

このような急流が現れたりする。

歩道は時々途切れて国道を歩く羽目になる。ただし、今は交通量は少ない。

魅力的な花を発見。名前は後から調べる。

銚子大滝。本流にある唯一の滝ということである。その他の滝はすべてサイドから流れ落ちる。

玉簾(tamadare)の滝


同じような渓流の風景が延々と続く。

白布の滝

緑の下を歩道が続くが、湿度が高く汗が噴き出す。



雲井の流れのバス停に到着。バスに乗って帰ることにした。ただし、便数は多くなく6本/日である。十和田湖面は標高400m。ここまで4㎞歩き、標高が330m程度。渓谷としては緩やかな流れになっている。













奥入瀬の散策の後は、定番の十和田湖の遊覧船。
遊覧船に乗るには、湖を半周して対岸の休屋(やすみや)に行く必要がある。

遊覧船は、休屋(やすみや)の桟橋から出る。

幸いにも観光船はあまり混んでいない。


十和田湖の水は、周りの山から流れ込むものもあるが、湖底から湧き出しているものもあるそうである。温度が高く真冬でも氷が張ることがないということである


湖面は風もなく静かで鏡のようである。松島を思い出させるような小島が点在する。

それぞれの島には名前がついている。


他の遊覧船に遭遇。船名がなぜか八甲田。十和田にある観光船はこの二隻のみ。







観光船はサービスのため、小島の近くを走ってくれる。




立派な松が生えている岬を通過。




湖水は比較的透明度が高く、プランクトン少ない夏場が一番透明度は高くなるそうである。






周辺の山の上からも十和田湖の絶景が望める


発荷峠からの眺め。風がなく湖面が鏡のようになっている。
十和田湖は二重カルデラになっており、前に見える半島が内側の外輪山である。その向こうが火口側で、水深も300mを越える。

発荷峠からの眺め。

発荷峠からの眺め。



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