眠れないと思いながらいつの間にか寝入り、気が付くと周りでガサゴソと音がする。
ぼけた目で時計を確認すると4時。
外に出てみるとすでに明るんでいる。
日の出は、5時3分。
まだ時間がある。
ふと南を見ると暗闇に富士山らしきものが見える。
意外に低く見える。
ご来光まで時間があるので、先に朝食をいただく。
ご来光を見た後、小屋を出発。頂上に向かう。
頂上まではゆっくりゆっくり歩いたためか、そんなにくるしくない。
それでもなかなか頂上が見えない。
ようやくの思いで到着した頂上からは、ぐるぐる360°の約束の眺望。
遠くには北アルプスの峰々、その中には特徴的なとんがりの槍ヶ岳も。
近くは仙丈ヶ岳、間ノ岳。
南東を見ると富士山のシルエット、
快晴も手伝って、思いのままの眺望。
帰りは、八本歯のコル経由。
頂上からの下りの南斜面は、岩が中心だが、名も知らぬ可憐な草花が
お花畑と称していいほどたくさん咲いている。
本歯からは、長い長い下りであった。
最初は、急峻な斜面にたくさんの梯子を下る必要がある。
次第に緩やかになるがそれでも、滑りやすい斜面を恐る恐る降りてきた。
頂上から広河原まで5.5時間もかかってしまった。
いつものことだが、二度と行きたくないと思うほど疲れた。
夜明け前。遠くに夜景は甲府市街か?
ご来光を待つたくさんの登山客。
富士山。意外にも下に見える!低い!!
ご来光!!
肩の小屋を出発。
西を見ると北岳が影になっている浮かび上がる。
仙丈ケ岳がくっきり。大きな山だ・・・
富士山が逆光の中浮かび上がっている |
ところどころ厳しいのぼりが待ち構える。
ここもまだピークではない。
遠くに扇を広げたような塩見岳が見えた。
両股小屋への分岐到着
岩肌にしぶとく咲くエゾ桔梗
これが本当のピークのようだ
左奥が間ノ岳。北岳山荘も眼下に見える。
もはや足を延ばす元気もない。
とうとう北岳頂上に到着。ふもとから1700m登ってきた!
カメラを渡して撮っていただいた。
頂上からはパノラマが広がる。
これは甲斐駒ケ岳のようだ。
これは八ヶ岳のようだ。
間ノ岳方面
富士山!
仙丈ケ岳だ!
頂上で、愛機のGarminも3180mを示す。
こいつはほんとうに役に立つ。
買って数年以上。
単三電池日本でまる二日使用4可能。
霧の中も、森の中もいつも正しく位置と高度を
表示してくれる。
間ノ岳
振り返る北岳
遠くに八ヶ岳
八本歯のコルが見えてきた
振り返る北岳
大きな岩が転がる斜面を下りてきた。
可愛い花が必死に岩棚にしがみつく。
3種類の花が仲良く・・・ |
これは地味気味のはな |
4~5種類の身にお花畑 |
こっちはもっと種類が多そう。1つの種類花が他を圧倒するのではなく、 何となくいろんな花が仲良く共存しているのが面白い・・・ |
やっと雪渓まで降りてきた。ここまでは梯子の連続。
写真ではわかりにくいが、たくさんの登山者がまるでありの行列のように
続いている。
大樺沢二俣に到着。たくさん韓国人に遭遇。韓国では日本の山が人気だとか・・・
北岳が大分遠くになってきた。
吊り橋までやっと帰ってきた。
ここから大樺沢雪渓まで3.5km程もある。
Wonderfull landscapes
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