2015年8月11日火曜日

北岳(3193m)広河原から1泊2日で登り。(Day2)(2015年8月10日)

2015.08.10

眠れないと思いながらいつの間にか寝入り、気が付くと周りでガサゴソと音がする。
ぼけた目で時計を確認すると4時。

外に出てみるとすでに明るんでいる。

日の出は、5時3分。
まだ時間がある。

ふと南を見ると暗闇に富士山らしきものが見える。
意外に低く見える。

ご来光まで時間があるので、先に朝食をいただく。

ご来光を見た後、小屋を出発。頂上に向かう。

頂上まではゆっくりゆっくり歩いたためか、そんなにくるしくない。
それでもなかなか頂上が見えない。

ようやくの思いで到着した頂上からは、ぐるぐる360°の約束の眺望。

遠くには北アルプスの峰々、その中には特徴的なとんがりの槍ヶ岳も。

近くは仙丈ヶ岳、間ノ岳。

南東を見ると富士山のシルエット、

快晴も手伝って、思いのままの眺望。

帰りは、八本歯のコル経由。

頂上からの下りの南斜面は、岩が中心だが、名も知らぬ可憐な草花が
お花畑と称していいほどたくさん咲いている。

本歯からは、長い長い下りであった。

最初は、急峻な斜面にたくさんの梯子を下る必要がある。
次第に緩やかになるがそれでも、滑りやすい斜面を恐る恐る降りてきた。

頂上から広河原まで5.5時間もかかってしまった。

いつものことだが、二度と行きたくないと思うほど疲れた。


夜明け前。遠くに夜景は甲府市街か?



ご来光を待つたくさんの登山客。

富士山。意外にも下に見える!低い!!


ご来光!!

肩の小屋を出発。

西を見ると北岳が影になっている浮かび上がる。

仙丈ケ岳がくっきり。大きな山だ・・・



富士山が逆光の中浮かび上がっている

ところどころ厳しいのぼりが待ち構える。

ここもまだピークではない。



遠くに扇を広げたような塩見岳が見えた。

両股小屋への分岐到着






岩肌にしぶとく咲くエゾ桔梗

これが本当のピークのようだ


左奥が間ノ岳。北岳山荘も眼下に見える。
もはや足を延ばす元気もない。


とうとう北岳頂上に到着。ふもとから1700m登ってきた!

カメラを渡して撮っていただいた。





頂上からはパノラマが広がる。
これは甲斐駒ケ岳のようだ。

これは八ヶ岳のようだ。





間ノ岳方面


富士山!

仙丈ケ岳だ!


頂上で、愛機のGarminも3180mを示す。
こいつはほんとうに役に立つ。
買って数年以上。
単三電池日本でまる二日使用4可能。
霧の中も、森の中もいつも正しく位置と高度を
表示してくれる。


間ノ岳


振り返る北岳



遠くに八ヶ岳

八本歯のコルが見えてきた

振り返る北岳


大きな岩が転がる斜面を下りてきた。



可愛い花が必死に岩棚にしがみつく。

3種類の花が仲良く・・・

これは地味気味のはな

4~5種類の身にお花畑

こっちはもっと種類が多そう。1つの種類花が他を圧倒するのではなく、
何となくいろんな花が仲良く共存しているのが面白い・・・














やっと雪渓まで降りてきた。ここまでは梯子の連続。
写真ではわかりにくいが、たくさんの登山者がまるでありの行列のように
続いている。


大樺沢二俣に到着。たくさん韓国人に遭遇。韓国では日本の山が人気だとか・・・




北岳が大分遠くになってきた。


吊り橋までやっと帰ってきた。
ここから大樺沢雪渓まで3.5km程もある。




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