2021年4月12日月曜日

若葉の洪水の中、焼森山(423m)から鶏足山(430m)を歩く(2021年04月10日)

 2021.04.10

茨城県城里町(旧七会村)と栃木県茂木町との境界にある鶏足山とそれに尾根続きの焼森山に登ってきた。

最近の鶏足山の人気はすごく、城里側の駐車場(きれいなトイレも整備されている)はいつ通っても満車状態で、今日もあふれた車が何台も路駐をしている。ここに駐車するのをあきらめて、茂木側のいつもの登山口に向かった。ここは養鶏場ができて以来あまり登山者が訪れなくなった。鶏糞の匂いがすごいためであろう。

登山口の広場に到着すると今日も車はなく自分たちだけである。鶏糞の匂いが充満した谷沿いの道を進み、幅広い谷底の道に入るとびっくり。すべての木々が一斉に若葉をつけている。この登山道は、つつじの木がたくさんある。開花はもうすぐである。

今日は、お日様がさんさんと降り注いでいるが、折からの北西の風が冷たく気持ちが良い。いつものように落葉樹の灌木の間をくねくねと上がってゆくとやがて檜の林に入る。花粉の多寡はよくわからない。山中では、スギ花粉もヒノキ花粉も多く飛んでいても体があまり反応しない。なんだか不思議である。

結構急な一直線の道を上がってゆくと、尾根道に合流。左に折れると焼森山である。あと数分も歩けば、最後の小さなのぼりがあり、焼森山に到着する。

今日は天気が良い。快晴である。近くの雨巻山、加波山、筑波山は言うに及ばす日光連山、那須連山がくっきりと遠望できる。日光男体山の雪は大分解けたようである。その奥の白根山は、雪の衣がまだ厚いようである。

火照った体に、冷たい西風が気持ちが良い。

尾根道を折り返して、鶏足山に向かう。駐車場に大量の車がいたが、頂上付近にはまだ人が少ない。鶏足山頂上には登山客一人のみであった。頂上から周りの山々を伺うと若葉の洪水状態である。微妙に違う薄緑の若葉のころもで覆われた山肌が、あっちこっちにもこもこ点在している。萌え出る春である。

元来た道を折り返して下山を開始。だんだんと山客が増えてきた。比較的年配のグループが多い。この山は、駐車場、トイレが整備されており、登山道も安全で、良く整備されており、標高差も少ないため、年配の方に人気があるようである。

お弁当を持ってきたが、予定より早く下山したため、笠間湖まで足を延ばして、湖岸でのお弁当とした。山桜が今を盛りと咲きくるっていた。


養鶏場の下に登山口がある。谷川に沿って登り始める。

緩やかな谷の底の道。周りの木々はすっかり若葉。

焼森山手前の尾根道。

焼森山頂上より加波山、筑波山方面。正面手前のピークが高峯山。山間の道をず~っと登ってゆくと奈良駄(ならだ)峠に出る。ただし車では越えられない。奈良駄峠には昔トロッコ道があったそうである。

左のピークは高峯山、右のピークは雨巻山

山腹は微妙に色合いが異なる若葉の競演



鶏足山山頂。

日光連山。男体山の雪は消えた。

山吹が強烈な黄色を放射していた。


0 件のコメント:

コメントを投稿