新型コロナによる移動自粛が解けて、初めての県外移動。
場所は、山形県の米沢市の南端にある西吾妻山。
標高は、2035m。
今回は、3月の九州登山以来の本格的な山登りで、体力にいささか自信がない。
ロープウエーとリフトを最大限活用することとなった。
朝8時前に天元台ロープウエーの駐車場に到着するとすでに2台の先客がいる。
始発は8:20であるが、8時前に従業員を乗せた便が出発する。
たくさん乗っている。
スキー場は、夏でも開いており、もっぱら登山客や、陸上などの練習客相手にサービスを行っている。
8:20分の始発に乗車。あいにく雨模様。それでも登山客は10人ほど。
結構急な勾配を登ってゆくと、10分もしないうちに上の駅に到着。
平原になっており、レストランや、ペンション村、陸上のグラウンドなどの設備が点在しているが、あいにく雨模様+ガスであたりは全く様子がうかがうことができない。
看板に従って、リフトを乗り継ぐ。結構長くロープウエーを含めて40分ほどかけてリフトの最高地点に到着。
標高はすでに1800mを超える。
リフトを下りるとすぐに登山道が始まる。
岩がゴロゴロした道で結構歩きにくい。
100mほど登ると道は緩やかになり木道を中心になり、展望も開けてくる。
ラッキーなことに雨が上がって薄日もさしてきた。
途端に蒸し暑くなり、カッパを脱ぎ捨て半そで姿になる。
まだ湿度が高いが、風はそれなりに冷たく気持ちがいい。
少し下がり、岩だらけの道を上り詰め、梵天岩を通過する。
岩の広場の向こうに神社の祠が見える。
吾妻神社である。
とりあえずお賽銭をあげて、お参りを済ませる。
ラミネートパックされた”吾妻神社参拝登山の證”が提供されているので一枚いただいて帰ってきた。それには昭和7年に書かれた本神社の絵が描かれている。
そこから、西吾妻避難小屋まではすぐの距離である。
中を覗いてみたが、あんまり快適そうではない。
頂上に向かう。
頂上の標識は、灌木に囲まれた小さな広場にあった。
平ヶ岳の頂上を思い出した。
天気はそれなりによくなり、一部で青空も覗いてきた。
高層湿原の木道を快適に歩み、下山してきた。
特に下りのリフトからは、米沢の市街を正面眼下に望め、爽快感はひとしおである。
西吾妻山は、頂上がひらべったい東北らしい優しい山であった。
ロープウエーを下りるとガスで視界が乏しい。 とりあえずリフトに急ぐ。 |
ガスの中、スロープを登る。 先行二人組は、最先頭の登山客。 |
リフト終点から少し登ると木道になる。 |
薄ピンクのシャクナゲが目に優しく映る。 |
道はいったん下り、次のピークが梵天岩、天狗岩。 |
木道のあることろは歩きやすい。 |
チングルマの群生に出会う。 競うように咲き誇っている。 |
チングルマ。バラ科とのことである。そういえば、おしべがまさにばらの雰囲気である。 |
吾妻神社。 |
吾妻神社から少し降りると西吾妻避難小屋。 |
地味な花だと思っていたが、WIKIPEDIAによるとなんとチングルマの実だそうである。 |
人形岩。人形には見えない・・・ |
リフトまで帰ってきた。登山道はこのような感じで始まる。 |
リフトは、米沢市街に向けて降りる。 |
天元台高原には、ペンション村や、グラウンドがある。 |
ロープウエーは結構急である。 |
小野川温泉の滝の湯で汗を流す。250円。 5~6人入れば満員の小さな温泉。 真ん前に駐車スペースがあるが、道路の反対側にも組合の無料駐車場がある。 駐車場の場所を地元の人に聞いたら、話す時にはマスクをしろとマスクなしで叱られた。 |
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