2024.10.13
家族と一緒に月山登山にチャレンジしてきた。
月山は、今年一番の人出となったようだが、その期待に違わず山腹の紅葉は実に見事であった。
前日は、出羽三山の内、湯殿山、羽黒山の各神社を回り、本日は、月山頂上に鎮座する月山神社に参拝して、めでたく出羽三山巡りを完結する計画。(通常の参拝順とは異なるが、・・・)
なるべく早くリフトの駐車場に滑り込みたいと考え、ふもとの静温泉に宿をとった。朝ごはんを6時半に食べて、宿を7時前に出発すれば十分に駐車場には入れるとは宿のご主人の弁。それでも急いで食事を済ませて、6時50分にリフト駐車場に近ずくとなんと次々に車が下りてくるではないか!
昨年の燕岳の記憶がフラッシュバック。案の定、駐車場に到着すると前方の車が係員の指示により、次々に折り返してくる。10台くらいの差であった。無念!
仕方がないので、一部下車して、リフトに向かい、残りは車を下ろしてシャトルバスで再度登ってくることにした。
リフト開始時刻8時まで1時間以上もあったため、リフト上駅で家族全員が比較的早く合流できることになった。
リフトには長蛇の列。8時の営業開始を待つ。いざリフトが稼働を始めるとその輸送能力は高く、たくさんの登山客が次々と運ばれ登山道に吐き出される。
上がるに従いだんだんと紅葉度合いが上昇する。上駅には20分ほどで到着、後発組を待つ。
合流後いざ出発。異様に登山客が多い。坂道を少し上がり、振り返るとリフト駅周辺の灌木樹林帯は一面真っ赤になっている。
ここで早くも一人脱落。残りのメンバーで頂上を目指す。
すぐに分岐に到着。ここから道が二手に分かれる。 われわれは、楽だと言われる右手のトラバース道を選ぶ。いったん少し下り、牛首まで1時間の登り。洪水のように登山客が続いている。ちょっとした広場は、登山客であふれかえっている。天気は快晴になってきた。月山本峰もなだらかな曲線を描いて美しい姿でそびえている。その山肌は草紅葉で染め上げられている
牛首からは、稜線歩きとなる。稜線を境に北側の斜面は急峻に落ち込んでいるが、こちらサイドは南側とは異なり真っ赤に染められている。
道はだんだんと急峻になってきた。前を歩く年配グループのおじいさんが、それまで能弁に大リーグの日本選手の活躍を解説しながら博識を披露していたが、次第に無口になり、そのうち一言も発しなくなってきた。
とにかく、上下の交通量が多い。そこかしこで渋滞発生。
岩を乗り越えたり、浮石が転がる道を転ばないように注意しながら登る。
石垣が積まれた広場にようやく到着。でもそこはまだ頂上ではない。上を見上げるといやになるような急坂が控えている。
とりあえずここで一息を入れることにした。同じ考えの登山客が多く。広場は混雑している。
最後の登りを乗り越えると、道は急に平坦になる。多くの建物がある。トイレもあり、長蛇の列となっている。
一番奥の小高い丘の上に月山神社のお社があり、まずはそこを目指す。小ぶりの社で参拝。
神社のすぐ裏手にあるというピークに向かうことにした。
ここでアクシデント発生。家族の一人がねんざをしてしまった。
激しく痛がっている。うかつなことに今日に限っていつも携行している非常時セットを忘れてきた。
困り果てていると、通りがかりの女性の方が、きつく縛れるバンデージと、湿布薬を提供してくれた。ほんとにありがとうございました。助かりました。
(以前,北岳に登った折に登山道から転落した男性を救助しているときにも女性の方から三角巾などの資材の提供を受けた。女性の方が危険に対処する準備ができているようである。)
おかげで最初は歩けないほどであったがしばらくすると少しづつ歩けるようになってきた。ゆっくり下山をすることにした。ここからが大変。何しろ上下に大量の登山者が行き交う登山道である。ほかの方に迷惑をかけながらすこしづつ下ってきた。木道は助かった。結構な速度で木道だけは歩くことができる。
最後の坂道を登り切り、リフトの駅が見えた時にはほっとひといき。
神社の前でねんざをしてしまったが、それでも無事に下山できたのは、出羽三山神社のおかげである。(と思うようにしている。)
ほとんどの登山客はリフトで上がる。リフトの営業を待つ行列が長くなった。 |
リフトは切り開かれた森の間をごとごとと上がってゆく。 |
20分ほどで上駅に到着。別世界に侵入。 |
後発の家族も到着 |
登山道に大量の登山客が吐き出される。 |
振り返るリフト上駅。背後の森の赤が美しい。 |
トラバース道を通って牛首に向かう。結構長い木道があり歩きやすい。 |
草紅葉が美しい |
下り道は登山客がばらけるが・・・ |
登りに差し掛かると途端に渋滞気味になる。 |
空が段々晴れてきた。月山本峰も徐々に姿を現す。 |
気持ちのいい青空 |
牛首が近づいてきた |
頂上につながる稜線の北側は真っ赤 |
振り返る。牛首がだいぶん下に見えてきた。 |
最後のきつい登りに耐えると道は平坦に。丘の上に月山神社が見えてきた。 |
神社に参拝。この後アクシデント発生。下山をすることに。 |
ねんざの足をかばいながらゆっくり下山をする。 |
牛首まで降りてきた。 |
主稜の斜面も紅葉が見事。 |
振り返る月山主峰。だいぶガスがふえてきた。 |
最後のピークを越えると上駅が見えた!!今日中に帰ってこれた! |
無事に帰れて,良かったね、
返信削除助けて下さった方に,感謝してます