2024年5月12日日曜日

完全に夏モードの明山(20240511)

 20240511

久しぶりに、茨城奥久慈の明山(みょうやま、457m)に登ってきた。明山には比較的頻繁に訪れるが、夏に登る山ではなくおそらく次回があるとしたら10月以降になるであろう。

明山には様々なコースがあるが、最近は一番の近道コースで登ることが多い。上山の集落の手前の町道わきから入ってゆくコースで1時間以内で頂上に立つことができる。

それでもアップダウンが結構あり、それなりに体に堪える登山道である。

季節は、高速で移りつつあり、落葉樹はすべて、青々とした夏の装いとなっている。おかげで直射日光を浴びることなく頂上までたどり着くことができる。

頂上の2~3本の落葉樹もすっかり葉っぱをつけており、心地よい日陰を提供してくれる。

今日は登山客も少ないので、頂上広場で、ラーメンを作って食べることとする。頂上広場はあまり広くなく、ラーメンを作っている最中にほかの登山客が到着すると、記念撮影の邪魔になるのである。

直射日光は、すでに強烈なレベルに達しているが、登山道の日陰には涼しい風が吹き渡って、それはそれは気持ちのいい山歩きでした。


上山の林道登山口。今日は珍しく先客がいる。

登山口には、クマ注意の看板!

クマの目撃情報は2023年6月でほぼ1年前。これ以来、話を聞かないので誤報だったのでは・・・

縦走路に到着。小休止。

あたりは、完全に夏の装い

この△ピークは地形図上は名無し。

青葉のおかげで、地面まで届く日光は少量。

三葉(さんよう)峠の標識。今までみつばとうげと呼んでいたが違っていたようである。
左に降りてゆくと亀ヶ淵に行く。
気が付けばこのあたりの標識も真新しくなっている。


三葉峠からののぼり。



こいのぼりがたなびく竜神大吊橋

明山頂上から久慈男体山



今日のラーメンは台湾ラーメン。



頂上はさして広くないが、気が心地よい日陰を作ってくれている。

知恵の輪のような根っこを発見。


2024年5月1日水曜日

八溝山、若葉の登山(2024.04.28)

 20240428

八溝山には一年を通して、登山をしている。

前回は、3/16。1か月半前であったが、登山道には雪が大量に残されていた。季節の移ろう速度は速いものである。今回は、若葉の下、半そでの登山であった。

GW前半だけあり、たくさんの登山客が訪れている。8合目の駐車場に到着すると4台の先客。ここまで多いことはめったにない。

いつものように日輪寺に向けて、いったん下り、頂上に向かうことにした。いつになく水量が多い谷小川を渡り、薄暗い巨木の杉林の下道を100mほど高度を稼ぐと日輪寺に到着。冬の間はお坊さんは不在であったが、今日は本堂の扉は解放されている。ここにも多数の参拝客の車が駐車中。

参拝後、東屋で小休止し、頂上にまっすぐ伸びる尾根道と格闘を始める。ブナが主体の森には、薄緑の若葉が出そろっているが、まだ小さく、体に当たる日光で、体は容赦なくあぶられる。

尾根道の道端には、カタクリの花が、咲いている。ほとんどの花は終わりを告げているが、まだ頑張って花びらを広げているものもある。カタクリは一斉に開花しないものかもしれない。

そうこう考えて歩いているうちに、頂上に到着。八溝山神社に参拝後いつものように展望台に上がってみる。ふもとから吹き上げてくる風が火照った体に快い。今日は天気が良く、春霞ながらも、日光、那須の山々が茫洋と遠望できる。頂上はさすがに雪を頂いている。


多数のお客さんでやがやとしている展望台を後に、下山開始。これまたいつものように金性水のベンチで、ラーメンの昼食タイム。水たまりには巨大なヒキガエルが、水中にはいつくばっている。もうすぐ産卵をするのだろう。

八溝山は、すっかり夏に向けた準備が完了していた。

八溝山は、ブナの木々が太陽から守ってくれ、道幅も広いため、夏でも比較的快適に登山を楽しめるお気に入りの山である。

杉林を登りきると日輪寺。







尾根道は、火があふれており明るい。









道端のカタクリの花。まだ残っているものもある。

頂上広場に咲き乱れるタンポポ。Google虫眼鏡で調べると西洋タンポポ。こんな山の上まで侵略している。



春霞の那須連山

日光連山

コンニャクみたいな植物の名前は?

2024年4月14日日曜日

久慈男体山、春爛漫(20240414)

 2024.04.14

昨年の晩秋のモミジ狩り以来の久慈男体山。晴天に恵まれて、多くの登山客に交じり、いつものように滝倉から健脚コースに入り、長福に降りてきた。

久慈男体山の周辺はまさに春爛漫。ヤマザクラの白と、落葉樹の淡い新芽の競演がえも言えない雰囲気を醸し出していた。

滝倉の西口に車で到着すると、トンネル越しに見える東口の駐車場はすでに、4~5台の車が駐車しており、がやがやと登山客のにぎやかな話声がトンネル内でこだましている。

我々も、準備を急ぎ後に続く。天気はすこぶる良好。ただし、日差しがキツイ。今時の新芽のころは、葉っぱの大きさが小さいので、このへんの樹林帯でも真冬と変わらないくらいに太陽の光が地面に届く。

いきなり始まった急登に、たちまち汗が湧き出る。

大円地からのコースに合流したあと、勝手に名付けたモミジ谷に到着。モミジの新芽がまぶしいくらいである。ここでしばしの休憩。

ここからは鎖場のオンパレードになる。垂直とも思える崖を登って行くと尾根道に出る。この辺からは下界がよく見えるようになる。同時に直射日光の攻撃もキツくなる。

新芽を付けた背の低い落葉樹の間の道をふ~ふ~言いながら登る。勾配がきつく、頻繁に立ち止まり息を入れなければいけない。この辺は、露出した岩場が主体である。太陽に熱せられた風が斜面を登ってくる。まるで真夏の登山の雰囲気になってきた。

急登に格闘すること30分、ようやく東屋に到着。10人ほどのチームが休憩中で、隅の方に座らせてもらう。

ここから頂上はもうすぐ。いつものように男体山神社に参拝して下界の風景をゆっくり眺める。淡い色をした若葉の斜面のところどころにヤマザクラが咲いており、アクセントとなっている。

休憩していると、頂上は、見たことが無いような混雑をきたしてきた。

昼食をとり、長福経由でゆっくり下山することにした。

約3時間の夏山に近い汗だく登山でした。

滝倉トンネルの西口から登り始める。

古びた鳥居がお出迎え

登山道わきにはつつじが咲き誇っている。

鳥居からの急坂を上り詰めると男体山頂が見えてきた。

モミジ谷に到着。モミジの大木はすっかり薄緑の衣をつけている。



黒こげの木は、20年前の火災によるもの。

このような鎖場が連続する。

神社の日陰で小休止



燃えるような新緑と、ヤマザクラ


眼下は長福の集落

たくさんの登山客

今日のラーメン。函館は塩味で淡白すぎた。



登山道わきのイワカガミ。群生があるが、周りが踏み荒らされている。

長福から見上げる男体山
































2024年3月31日日曜日

大雨後の篭岩山、大分春めいてきた。(20240330)

 2024.03.30

大分春めいてきた茨城奥久慈の篭岩山に佐中の林道から、釜沢越~湯沢峡経由で登ってきた。昨日は低気圧の接近により、台風並みの風雨が襲った。このため、山道のぬかるみを心配したが、湯沢峡以外はほぼ悪影響はなかった。このコースは、急こう配が多いため、水分のはけが早いためだと思われる。

林道から登山道に入ると、やはり大量の雨が降ったようで、登山道には川のように落ち葉が流されたようなあとがみられる。幸いにもぬかるみは一切ない。

比較的緩やかな、尾根道をしばらく行くと、道は、とてつもない急こう配の杉林に入ってゆく。釜沢越直下の杉林である。この時期花粉症で苦しんでいるが、そんなことを忘れるほどの急こう配の道で、体が喘ぎ始める。

高度差はそんなにはなく、すぐに鞍部に到着。釜沢越である。鞍部を少し登ったところに鎮座する小さな社にお参り。10年ほど前には、榊などのお供えがされていたが、最近は絶えてみたことがないのが少し悲しい。

ここで少し休憩。気が付くと汗だくである。さすがに3月も終わりである。

ここから20~30mほど高度を下げてゆくと湯沢峡の谷川に降りてくる。今日は記憶にない程ゴ~ゴ~と水が音を立てている。

谷川を飛び石伝いに対岸に渡り、支流の方に延びている道に入る。

この支流は、水が流れているのを見たことがないが、さすがに今日は違う。谷筋を上り詰めると再び杉林に入る。釜沢越直下程ではないが結構な勾配がある。

ふ~ふ~言いながら尾根道に上がる。ここから篭岩山は、尾根道伝いにもうすぐ。急なコブをひとつ乗り越え、最後の登りに取り付く。ここの登りも結構きつくて足に堪える。

この辺りは、数年前にはクマザサがびっしり覆っていたが、今はすっかり坊主になっており、見通しが良い。

厳しい登りに少し耐えると、ピークに登りつく。そこが篭岩山である。振り返ると久慈男体山が遠くに屹立している。ずいぶん遠い。今まで通しで縦走をしたことがまだない。

少し南の岩場で小休止。太陽の直射日光がやけにキツイ。早々に降りることに。湯沢峡でいつものラーメンで昼食とし、下山してきた。

トータル3時間の春らしい山登りでした。

快晴!今日の久慈男体山。頂上直下の垂直の登りが厳しい。

今日の釜沢越(杉林の鞍部)。直下はとんでもない急こう配。

林道わきの登山口から登り始める。

釜沢越に到着。道標が真新しい。上の大きなヤマザクラの根元には小さなお社が鎮座する。

湯沢峡に出現した滝を横目に支流の方に入る。

スギ林を登りきると落葉樹の尾根道に上がる。

篭岩山直下の厳しい登り

頂上の道標。真新しい。

頂上から久慈男体山が見える。遠い・・

西方面。春霞で遠くまでは見えない。

南側。鋭いピークの明山が見える。

岩場で小休止も暑くて早々に撤退。

湯沢峡でラーメン昼食

今日は札幌ラーメン



いつもは水が少ない湯沢峡だが今日は水量豊富。