20261011
今年は、スーパーエルニーニョの影響か、雨の天気が多く、年に一度の家族旅行の成り行きが心配であったが、なんと超快晴!今までの登山経験の中でもトップクラスの天候での山歩きを満喫できた。
乗鞍登山は、登山バスで向かうと標高2700mまで連れて行ってくれる。300mほど登るだけで、日本19位の剣ヶ峰頂上(3026m)に立つことができる。
乗鞍岳は、最高峰の剣ヶ峰をはじめとする数多くのピークの総称で、乗鞍岳という頂は存在しない。(白馬岳の近くには乗鞍岳がある。)
登山バスのルートは、長野県側からと岐阜県側からと二つある。平湯温泉に前泊した関係で岐阜県側のほおのき平のバスターミナルからバスに乗ることにした。
8:00前に、駐車場に到着。広大な無料駐車場は8割がた埋まっている。始発のバスは出発した後でバス乗り場には200名ほどが残されている。あまりにもお客が多いため、5台のバスで回しているとのこと。頂上へ行って帰ってくるには1.5時間ほどかかるので、下手するとそれだけの時間を待つ必要がある。しかもあとからあとからどんどんと登山客が到着する。結局1時間以上待ってしかも4台目のバスにやっと乗ることができた。立ち席はない。その昔、丹沢のヤビツ峠に移動したときは、半分くらいが立ち席で、1時間、山道を揺られる人は気の毒であったことを思い出す。
補助席まで埋まった超満員のバスに揺られて、45分、到着した2700mの乗鞍岳畳平の空は、あくまでも青く、雲ひとつない。最高の天気となっている。風景は完全に3000m級の北アルプスのそれである。目の前には森林限界を越えた高山の風景が広がっている。
ほとんどが登山目的の客で、一斉に剣ヶ峰方面に歩き出す。戦前の軍のエンジン研究所へに通じていた車道をしばらく歩く。この車道の勾配はゆるいが、空気の薄さもあり意外につかれる。最初に現れるピーク富士見岳(2816m)は、車道を歩くことで巻くことになる。
乗鞍は、複数の火口があり、火口湖も数多く点在しそれらを右に見ながら歩くとやがて小さな峠に到着する。ここでいきなり東側の風景が目の前に展開する。眼下には乗鞍高原とうねうねとつながる登山道路。遠くを伺えば、八ヶ岳や南アルプスの峰々が連なる。残念ながら、知識が不足しており、どれがどれだか識別ができない。
ここで車道は下り勾配になり、肩の小屋に到着(2770m)。畳平から40分ほどかかった。ここまで70mほど登ってきたことになる。
右を見上げると摩利支天岳(2870m)の頂上には宇宙線研究所の観測所がある。
ここで小休憩。公衆トイレも設置されており、多くの登山客が休憩している。
ここからは本格的な登山道となり、大きめの岩を乗り越えることが多くなる。急な坂道では、大渋滞が発生する。
頂上山荘を通過。たむろしている多くの登山客を横目に、先を急ぐ。
岩だらけの道が続く。剣ヶ峰頂上の神社の社がすぐそこに見えてきた。ここでも大渋滞。みんな頂上の標識の前で写真を撮るために並んでいるのである。
せっかくなので我々も並ぶ。じっと我慢の待機。絶景が慰めてくれる。3人組のグループの番になった。見ていると、ご丁寧に一人ずつしかもポーズを変えて何枚も写真撮影。さらに3人のうちの2人ペアを3組撮影、最後に全員で数枚撮影。こういう人たちがいると列の歩みが極端に遅くなる。それでもみんな文句も言わずに待っている。
待つこと30分、やっと我々の順番になった。さすがに気分が高揚する。後ろの人にカメラを渡して撮影していただいた。
下山開始。
下りは、余裕で、と思いきや、岩がごつごつ露出した急峻な登山道は、慎重に行かないとやばい。後ろから高速でプレッシャーをかけてくる登山客を行かせながら肩の小屋まで慎重に降りてきた。
ここまでくれば、あとは車道を歩くのみ。といっても結構な距離がある。
やっとバスターミナルに帰ってきた。岐阜側、長野側のバス便とも長蛇の列。帰りのほうが登山客の到着が分散しているためか、待ち時間は少し短い。
帰りのバスは、静かそのもの。ほとんどの人が居眠りをしている。
45分ほどでほおのき平バスターミナルに帰着。まだ多数の車両が残されている。
宿に帰ると、さっそく温泉に飛び込んだ。硫黄のにおいが少しする温泉であった。
それにしても今回の乗鞍岳は快晴に恵まれ、日焼けはしたものの充実した時を過ごすことができた一日でした。
| ほおのき平バスターミナルは長い行列 |
| 満員のバスは、急坂のスカイラインを登る。 |
| 畳平到着。あたりはすっかり3000m級の風景。 |
| 畳平をあとに登山開始。最初は車道を歩く。 |
| 畳平と鶴ヶ池。背景は恵比寿岳 |
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| 小さな峠に到着。巻いた富士見岳を振り返る。 |



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