2023.05.03
昨日は、御嶽山にチャレンジしたが、体調不良のため8合目でリタイヤの憂き目にあった。
本日は、恵那山に阿智村からの短縮ルートでの挑戦。累積登高1100m、歩行距離11㎞の登山となる。昨日の今日なのでいささか体力に自信がない。
前泊地は、昼神温泉が登山口に近いのであるが、ゴールデンウィークで年金暮らしの登山者にリーゾナブルな宿がなく、少し離れた飯田市のホテルから出発。
阿智村の駐車場に8時前に到着するとすでに駐車場は満杯状態。しかもあとからあとから車が到着する。仕方なく路肩駐車。目測50台ほどで大変な登山客である。昨日の御嶽山とは大違いである。
トイレを済ませ、ゲートで閉鎖された林道歩きからスタート。気温は思ったほど低くなく、Tシャツと長袖トレーナでスタート。昨日のことが頭にあり、防寒着、アイゼンをザックに詰め込んである。
ゆるやかな林道を1.5kmほど歩くと、広河原登山口に到着する。路肩に標識があり、谷川をわたり、向こう岸の斜面に取り付く。
これがとてつもない急斜面になっており、いきなり体があえぎだす。
基本的に樹林帯の歩行で太陽光は浴びることは少ないが、汗が噴き出す。半袖Tシャツ一枚になる。帰りしなに気づくが、美しいカラマツ林などの下をあるく。苦しくて下しか見ていない。周囲の風景を楽しむ余裕などない。
途中、クマザサに覆われた斜面を直登する場所に出てくる。やっと遠方の風景を見ることができる。このルートでは、北側の御嶽山などはあまり見ることはできないが、東側の南アルプス南部のピークが雪をかぶっているのを遠望できる。おそらく光岳、聖岳あたりであろう。これらの山々は、登山口までのアクセスが長く、しかも歩行距離も長いので今までチャレンジすることができていない。
頂上に近づくと、次第に緩やかになり、登山道には雪も現れるがアイゼンは必要ない。
途中名のついたチェックポイントは一切ないまま頂上に到着。20名ほどの登山客がわいわいと休憩している。残念ながら樹木に囲まれ眺望は全く得られない。
展望台があり、上に登ってみても同じ。
頂上広場の隅に鎮座する恵那山神社で参拝後、昼食とすることにした。昼食の間も、多くの登山客が行き交う。
更に30分ほど歩くと避難小屋とトイレなどがあるということであるが、行く気にもならず下山をすることにした。
毎回の感想であるが、下りの方が長く感じる。ただし、登り返しがないコースなので、心理的にかなり楽になる。延々と下りの歩みを続けると谷川の轟音がどんどん近づいてくる。
広河原登山口に到着。林道をだらだらと下る。つつじのシーズンのようである。道の両脇に淡いピンクの花が咲き乱れる。大きなヤマザクラの一種と思われる桜も薄いピンクの花が満開である。派手さはないが楚々とした雰囲気をあたりに漂わせている。
林道わきの谷川を除き込んでみると、はるか絶壁の下にはごうごうとした本谷川の流れがある。本当に長野の山々は谷が深い。
駐車場に到着してみると、車の数は激減しており、後から来た路肩駐車組の車ばかり。
今まで、GWの残雪の登山を何回かしてみたが、登山客の数が難易度を表している。登山口に到着して駐車数が極端に少ないと少し想定している難易度を考え直した方がよいかもしれない。今回のコースはたくさんの登山客に囲まれて、安心感は抜群であった。
例)・武尊山(武尊神社コース):難易度(高):登山客ゼロ(肋骨を骨折)
・乗鞍岳(位ヶ原コース):難易度(低):スキーヤを含めてたくさんの登山客
沢山の車を横に見ながら登山開始。 |
25分ほどで広河原登山口に到着。左におりて川を渡る。 |
ところどころ木の梯子のある急坂を登って行く。 |
時折、樹間から、南アルプス南部が見え始めてきた。 |
東に、南アルプス南部のピークが見えてきた。 |
藪漕ぎのようにクマザサの登山道をまっずぐ登って行く。この辺は見晴らしがよい。 |
山頂近くになると樹種が変わり樹高が高くなってくる。 |
標識はあまりメンテがよくなく壊れたものが多い。 |
頂上直下の登り。登山道に少し雪が残っている。アイゼンは不要。 |
やっと到着しました恵那山頂。 |
自分も証拠写真。 |
頂上広場の傍らにある恵那山神社に参拝。 |
展望台に登ってみても眺望なし。 |
登山客でにぎわう頂上広場。 |
上りで気が付かなかった美しいカラマツ林 |
広河原登山口に帰着 |
帰着した駐車場はもぬけの殻 |
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