以前に登った折、冬ばれの中、これ以上ないと思うようなクリアな富士山を眺めることができた加入道山~大室山の尾根を歩くことにした。
以前のBlog:
http://chibira-tamy.blogspot.com/2016/11/201611.html
しかし、皮肉なことに雪の予想。
どうなるかわからないまま、とりあえず車で出発。
西丹沢ビジターセンターで入山届を出しに寄ってみたが、天候のせいか登山客の車が少ない。さらに1㎞程度遡った用木沢出合に駐車することにした。
ここは林道のゲートがあるが、比較的広いスペースがあり、10台程度なら駐車可能そうである。
本日は、先客が一台のみ。
右回りで、まずは白石峠を目指すことにした。
丹沢の常であるが、尾根道に出るまでが長くしかも単調なことが多い。
基本、谷筋の道をてくてくあること、3時間弱、谷から外れ、きつい勾配の道が尾根道が近いことを教えてくれる。
白石峠までは、白石沢を登ってゆくが、谷筋に大理石の大きな石がゴロゴロしており、周囲の泥土との対比がきわめて異様に感じられる。
白石沢のいわれは、大理石が取れたことによるとのこと。
さて、白石峠にやっと到着したものの、きわめて寒く、手元に気温計ではマイナス3度程度。
さらに悪いことに、風が出てきた。
ふきっさらしでの昼食という気にもならず、すぐ上にある加入道山の避難小屋を目指すことにした。
約200mののぼりである。
避難小屋は、まだ新しく中はものすごくきれいである。
先客が一人昼食中で、お邪魔させていただき横でお弁当をほうばる。
冷え切っている。
水を沸かして、インスタントコーヒー。
なんとも言えずうまい。
しばらくの休憩ののち大室山を目指す。1時間の距離。
富士どころかガスでまったく眺望はない。
風が吹き樹氷がばらばらと頭に落ちてくる。
晴天なら爽快な尾根道をとぼとぼ歩く。
大室山から犬越路峠に降りるころから少し眺望が効きだした。
あたりは幻想的な、氷の世界が広がっていた。
犬越路避難小屋に一泊し早々に下山した。
ラジオのニュースでは盛んに雪の警報をしていたが、ここ1000mの峠でも2cm程度の積雪。特に難渋することもなく下山できた。
今回の軌跡。用木沢出合から右回り。朝早く出れば一日で回れる。 晴れていれば尾根道からの富士山の眺望は抜群。 |
用木沢出合の駐車スペース。10台くらいは止まれそう。 |
白石沢にかかるこのような橋を何回かわたる。 |
白石滝、滝床が大理石でできているとか。 |
白石峠までたった1か所の休憩ベンチ |
途中ただ一か所の鎖場。これも大理石だとか。 |
谷筋に白い石がゴロゴロ転がっている。 |
これが白い石の正体。大理石(?) |
谷筋に白い石がゴロゴロ転がっている |
やっと到着した白石峠はガスの中。ここから富士が見えるはず。 |
加入道山避難小屋。真新しい。トイレはなし。中でしばし休憩。 |
風にあおられ、霧氷がばらばら落ちてくる。 |
尾根道の霧氷 |
尾根道の霧氷 |
御室山直下の分岐に到着 |
あたりが少し眺望が効きだした。 霧氷の木々で桜が咲いたよう |
あたりが少し眺望が効きだした。 霧氷の木々で桜が咲いたよう |
犬越路避難小屋に到着。 3時を過ぎているのでここで一泊することにした。 |
翌朝の積雪。3cm程度。 |
避難小屋の窓ガラスは二重。 それでも外気温ー4°、室内ー2度 |
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