2012年5月7日月曜日

日光戦場ヶ原から赤岩滝方面へ

20120505

この連休は天気が悪くて、山行きの選択肢が少なかった。
日帰りで、奥日光の錫ヶ岳にチャレンジしようとして出かけてきた。
硬い意志はもともとなかったが、結果的には途中で断念。


赤沼車庫(駐車)~戦場ヶ原~小田代原~西ノ湖入口BS~柳沢林道終点~赤岩滝~西ノ湖入口BS。所要時間8時間弱。20km。

失敗の原因は、長いアプローチを歩いたこと。
特に西ノ湖入口BSまで2時間あまりを要したこと。弓張峠を越えてから、結構急な山道になっており、時間と体力を浪費した。待ってでもバスを利用すべきであった。

本格的なのぼりは赤岩滝の分岐からの300mのみ。それまでは緩やかな道を距離を稼ぎながら登ってゆく。

赤岩滝分岐から尾根に取り付き上ってゆくが、必ずしも道ははっきりしていなくて、ところどころ道を見失う。 基本は谷筋にそった尾根をひたすら追っかけるように行けばよい。
ところどころ難しい場所があるが、巻いた後はすぐに尾根に戻るようなコースがよい。

尾根に入ったあたりの森林帯は、どうも鹿の住処みたいで、地面が踏み跡みたいになっており、
特に平坦な場所では間違いやすい。

赤沼車庫(駐車)~戦場ヶ原~小田代原~西ノ湖入口BS~柳沢林道終点~赤岩滝~西ノ湖入口BS。所要時間8時間弱。20km。(赤い線が歩行軌跡)





赤沼の駐車場から男体山。西風が強く、曇って寒い。10℃以下。時々雨がぱらつく。

白根山方面。こちらから寒い風が吹いてくる。


戦場ヶ原には歩きやすい歩道が整備されている。標識類も完備。


ところどころに橋がかかる。


また橋を渡る。


ミズナラ、唐松と丈の短い笹の組み合わせが延々と続く。



戦場ヶ原の南端の見学所。湿原には鹿道が縦横に続いている。




小田代原には回転扉をくぐってゆく。鹿進入防止だとか。


また同じような唐松林が続く。


木道もよく整備されている。


小田代原に到着。

小田代原北方面。

小田代原西方面。


小田代原BS。トイレも完備。バスはここで、すれ違う。


これが貴婦人か?


弓張峠。向こう側は標高がこちら側よりが低い。
(降り切ると中禅寺湖の標高)



振り返った弓張峠ヘアピンカーブの下。
ここで、また、林の歩道に戻る。
熊注意の看板あり。




このへんも唐松林。幹にビニールをまいているが・・・


時々、小川に出くわす。


小川は雪解けの水で増水。





道は結構、本格的な登山道になってきた。峠を越えた後は基本的に下りなのに・・・失敗。



たくさんの小川があり、水がたくさん流れている。




猫柳の木に遭遇。

近寄ると満開だった。


木々の間から錫ヶ岳方面が見えてきた。ずいぶん遠い・・・



古い林道に出会った。今は使われていないがカーブミラーが残されている。





西ノ湖まで2.5kmとある。


一抱えもある石が川の流れのように流れを作っている。
なんだか不思議な光景。

唐松と白樺の混合林の森になってきた。
白樺の倒木が目立つ。
唐松に負けているかもしれない。
しらかばは、太陽光が必須と聞いた記憶がある。



美しい白樺+唐松の混合林。



白樺+唐松の混合林の中に大きな木が・・・


外山沢川にかかる古い方の橋。外山橋とある。





西ノ湖入口BSに到着。3名ほどバスを待っていた。
ここまで2時間もかかってしまった。
1時間待っても1時間早くついたはず。
ここを斜め右に入る。



ここで、道は西向き。


美しい唐松林が延々とつづく。



森の中にきれいな山小屋が見えてきた。


近寄ると営林署の現場詰め所。閉まっていた。

柳沢川が間近に見えるようになってきた。
このへんから柳沢川に沿って上ってゆく。


柳沢川も結構大きな川。


このピークは宿堂坊山に連なるもののようだ。




川は雪解け水で水かさが増している。




川の南側に雪渓が見えるようになってきた。



かつららしき大木(向こう側)があった。



道端に湧き水を発見。岩の割れ目から流れ出ている。
大量に飲ませていただいた。



対岸に林道が見えてきた。
ここが渡渉地点。
左岸はこれ以上、上流側に行けない。


左岸はここで、完全に行き止まり。
砂防ダムの付近は、絶壁で高巻きもできず。


古い橋の残骸。
道はここで川を渡り、右岸の方の林道につながっていたようである。


振り返った渡河地点。
川の石に丸のマーキングがある地点が比較的流れが広がっており、水深がなさそう。
靴を脱いで渡ったが、しびれそうな冷たさ。


対岸(右岸)の林道の様子。
相当あれに荒れている様子。
踏み跡はあり、利用はされている模様。
(ただし、利用者が鹿かもしれないが)



柳沢川上流方面。
緩やかなのぼりが続く。


まだまだ続く谷川。
石の間を縫いながら登山道が続く。
ところどころに積み石があるので目安になる。


ところどころ滝状の場所がある。



稜線が見えてきた。
目指すものではなく手前の尾根のもののよう。


振り返った下流方向。




右岸に延々と続く登山道。


右岸に残る雪。
こうやって見ると昔の林道の名残のようである。


左岸の岸壁。
谷幅が、だんだん狭くなってきた。


赤岩滝への分岐に到着。
木の標識が目印。
右に河を渡ると200mほどで赤岩滝。
後で立ちよることにした。
錫ヶ岳方面は左の尾根に上がってゆく。


尾根から垣間見る赤岩滝。水量が多そう。



尾根道の様子。
ところどころにテープがぶら下がる。
基本的に道はわかりづらい。



谷間にはまだ大量の積雪。


振り返った登山道の様子。
このような感じののぼりがずうっと続く。
比較的勾配はきつい。

木々の間から男体山と中禅寺湖が見えてきた。


望遠。


まだまだ続く尾根道。雨上がりで滑ってあぶない。



右に目的とする稜線が見えてきた。

稜線付近は積雪が多そう。


斜面が削られた林道の跡に到着。



これは白根山の手前のピークか?

男体山方面。

林道の跡。斜面崩壊が激しく林道には見えない・・
時間がなくなったので、ここから下山することにした。

大きなサルの腰掛を発見。


林間は鹿の縄張り。
大量の糞がそこかしこで転がっている。
時々、林間に鹿の白いお尻がかいま見えたりする。
周辺の木の幹は食い荒らされていない。
何を食べているのか・・・



赤岩滝の支流。
こちらも水量が多く、渡渉地点を探すのに苦労。



ひとつ下流の滝。





これが赤岩滝。
30mほどの落差がある。
ゴーゴーと爆音がとどろく。



滝の方向から冷たいしぶきが飛んでくる。
滝風も強い。


滝を望む地点は急峻なスロープ。
安全に注意。


赤岩滝の周辺の岩は赤い!




西の湖入口BSからハイブリッドバスに乗車。
15:34発。
赤沼駐車場に戻ると男体山がくっきり見えた。


大真名子方面もくっきり。

太郎山もくっきり。

白根山方面もすっかり機嫌を直していた。


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