20120505
この連休は天気が悪くて、山行きの選択肢が少なかった。
日帰りで、奥日光の錫ヶ岳にチャレンジしようとして出かけてきた。
硬い意志はもともとなかったが、結果的には途中で断念。
赤沼車庫(駐車)~戦場ヶ原~小田代原~西ノ湖入口BS~柳沢林道終点~赤岩滝~西ノ湖入口BS。所要時間8時間弱。20km。
失敗の原因は、長いアプローチを歩いたこと。
特に西ノ湖入口BSまで2時間あまりを要したこと。弓張峠を越えてから、結構急な山道になっており、時間と体力を浪費した。待ってでもバスを利用すべきであった。
本格的なのぼりは赤岩滝の分岐からの300mのみ。それまでは緩やかな道を距離を稼ぎながら登ってゆく。
赤岩滝分岐から尾根に取り付き上ってゆくが、必ずしも道ははっきりしていなくて、ところどころ道を見失う。 基本は谷筋にそった尾根をひたすら追っかけるように行けばよい。
ところどころ難しい場所があるが、巻いた後はすぐに尾根に戻るようなコースがよい。
尾根に入ったあたりの森林帯は、どうも鹿の住処みたいで、地面が踏み跡みたいになっており、
特に平坦な場所では間違いやすい。
赤沼車庫(駐車)~戦場ヶ原~小田代原~西ノ湖入口BS~柳沢林道終点~赤岩滝~西ノ湖入口BS。所要時間8時間弱。20km。(赤い線が歩行軌跡)
赤沼の駐車場から男体山。西風が強く、曇って寒い。10℃以下。時々雨がぱらつく。
白根山方面。こちらから寒い風が吹いてくる。
戦場ヶ原には歩きやすい歩道が整備されている。標識類も完備。
ところどころに橋がかかる。
また橋を渡る。
ミズナラ、唐松と丈の短い笹の組み合わせが延々と続く。
戦場ヶ原の南端の見学所。湿原には鹿道が縦横に続いている。
小田代原には回転扉をくぐってゆく。鹿進入防止だとか。
また同じような唐松林が続く。
木道もよく整備されている。
小田代原に到着。
小田代原北方面。
小田代原西方面。
小田代原BS。トイレも完備。バスはここで、すれ違う。
これが貴婦人か?
弓張峠。向こう側は標高がこちら側よりが低い。
(降り切ると中禅寺湖の標高)
振り返った弓張峠ヘアピンカーブの下。
ここで、また、林の歩道に戻る。
熊注意の看板あり。
このへんも唐松林。幹にビニールをまいているが・・・
時々、小川に出くわす。
小川は雪解けの水で増水。
道は結構、本格的な登山道になってきた。峠を越えた後は基本的に下りなのに・・・失敗。
たくさんの小川があり、水がたくさん流れている。
猫柳の木に遭遇。
近寄ると満開だった。
木々の間から錫ヶ岳方面が見えてきた。ずいぶん遠い・・・
古い林道に出会った。今は使われていないがカーブミラーが残されている。
西ノ湖まで2.5kmとある。
一抱えもある石が川の流れのように流れを作っている。
なんだか不思議な光景。
唐松と白樺の混合林の森になってきた。
白樺の倒木が目立つ。
唐松に負けているかもしれない。
しらかばは、太陽光が必須と聞いた記憶がある。
美しい白樺+唐松の混合林。
白樺+唐松の混合林の中に大きな木が・・・
外山沢川にかかる古い方の橋。外山橋とある。
西ノ湖入口BSに到着。3名ほどバスを待っていた。
ここまで2時間もかかってしまった。
1時間待っても1時間早くついたはず。
ここを斜め右に入る。
ここで、道は西向き。
美しい唐松林が延々とつづく。
森の中にきれいな山小屋が見えてきた。
近寄ると営林署の現場詰め所。閉まっていた。
柳沢川が間近に見えるようになってきた。
このへんから柳沢川に沿って上ってゆく。
柳沢川も結構大きな川。
このピークは宿堂坊山に連なるもののようだ。
川は雪解け水で水かさが増している。
川の南側に雪渓が見えるようになってきた。
かつららしき大木(向こう側)があった。
道端に湧き水を発見。岩の割れ目から流れ出ている。
大量に飲ませていただいた。
対岸に林道が見えてきた。
ここが渡渉地点。
左岸はこれ以上、上流側に行けない。
左岸はここで、完全に行き止まり。
砂防ダムの付近は、絶壁で高巻きもできず。
古い橋の残骸。
道はここで川を渡り、右岸の方の林道につながっていたようである。
振り返った渡河地点。
川の石に丸のマーキングがある地点が比較的流れが広がっており、水深がなさそう。
靴を脱いで渡ったが、しびれそうな冷たさ。
対岸(右岸)の林道の様子。
相当あれに荒れている様子。
踏み跡はあり、利用はされている模様。
(ただし、利用者が鹿かもしれないが)
柳沢川上流方面。
緩やかなのぼりが続く。
まだまだ続く谷川。
石の間を縫いながら登山道が続く。
ところどころに積み石があるので目安になる。
ところどころ滝状の場所がある。
稜線が見えてきた。
目指すものではなく手前の尾根のもののよう。
振り返った下流方向。
右岸に延々と続く登山道。
右岸に残る雪。
こうやって見ると昔の林道の名残のようである。
左岸の岸壁。
谷幅が、だんだん狭くなってきた。
赤岩滝への分岐に到着。
木の標識が目印。
右に河を渡ると200mほどで赤岩滝。
後で立ちよることにした。
錫ヶ岳方面は左の尾根に上がってゆく。
尾根から垣間見る赤岩滝。水量が多そう。
尾根道の様子。
ところどころにテープがぶら下がる。
基本的に道はわかりづらい。
谷間にはまだ大量の積雪。
振り返った登山道の様子。
このような感じののぼりがずうっと続く。
比較的勾配はきつい。
木々の間から男体山と中禅寺湖が見えてきた。
望遠。
まだまだ続く尾根道。雨上がりで滑ってあぶない。
右に目的とする稜線が見えてきた。
稜線付近は積雪が多そう。
斜面が削られた林道の跡に到着。
これは白根山の手前のピークか?
男体山方面。
林道の跡。斜面崩壊が激しく林道には見えない・・
時間がなくなったので、ここから下山することにした。
大きなサルの腰掛を発見。
林間は鹿の縄張り。
大量の糞がそこかしこで転がっている。
時々、林間に鹿の白いお尻がかいま見えたりする。
周辺の木の幹は食い荒らされていない。
何を食べているのか・・・
赤岩滝の支流。
こちらも水量が多く、渡渉地点を探すのに苦労。
ひとつ下流の滝。
これが赤岩滝。
30mほどの落差がある。
ゴーゴーと爆音がとどろく。
滝の方向から冷たいしぶきが飛んでくる。
滝風も強い。
滝を望む地点は急峻なスロープ。
安全に注意。
赤岩滝の周辺の岩は赤い!
西の湖入口BSからハイブリッドバスに乗車。
15:34発。
赤沼駐車場に戻ると男体山がくっきり見えた。
大真名子方面もくっきり。
太郎山もくっきり。
白根山方面もすっかり機嫌を直していた。