2010年6月9日水曜日

つつじ満開の女峰山(Day 1)

2010.06.07
つつじ満開の女峰山に登ってきた。
昨年は、霧降高原の第3リフトに駐車して、女峰山日帰り往復をしたが足が死ぬほど痛くなった。
今年は、その反省に立ち、一泊の登山を計画したが、・・・・・
ルートは、霧降高原~赤薙山~女峰山~唐沢小屋(泊)~黒岩~行者堂~JR日光駅。
GPSによる総徒歩距離は25km、登った高さ1600m、下った高さ2200m。
荷物の重さ;13kg。(結果的には自分の体力の限界に近かった・・)
JR宇都宮駅を出発し、JR日光駅。バス停は東武日光駅側にあるので、急いで移動。
どうも、東武とJRはいがみ合っているようで、宇都宮にしろ、日光にしろ、お互いに駅は離れ過ぎている。宇都宮に至っては、1600mほども離れている。
それはさておき、東武日光駅前を出発したバスは急坂を営々と登ってゆき、標高1200mの終点に到着(10:30)。
ここまでくると、景色は、完全に高原で、さわやか一点張り。つつじが一面に咲いている。
荷物が重いので、リフトを利用。3本通しの片道で、1300円。
#4リフトを降りるともう標高1600m地点。(10:50)
笹の原っぱをたんたんと登ってゆくが、直射日光が意外にきつく、汗が噴出。
それに、花粉が多いせいか、妙に鼻がむずむずする。くしゃみ5連発。
途中、昼食休憩を挟み、やっと赤薙山(2010m)に到着。(12:20)
赤薙山から女峰山は、直線距離で約3kmだが、はるかかなたに見える。またコースは大きく湾曲している。感覚的には、今日中につけるだろうかという雰囲気。
やせた尾根をたどって、奥社跡に向けて標高差200mを登る。
意外と苦しくて時間がかかった。
途中、無人の一人用のテントを発見。見るとピッケル、アイゼンを放置。
結構な重装備でここまで登ってこられた方が居る。
奥社跡に到着。一人の登山者が休憩中。(13:10)
ここを過ぎると急に残雪が現れる。昨年よりはるかに多い。少し不安を感じる。
少し下って登り返すと後は、比較的平坦な道が続き、距離を稼げる。
一里ヶ曽根到着(14:30)
遠く新潟方面の山々は真っ白。
一方女峰山は直線距離1km程度。
疲れてきたので、この下の鞍部にでもテントを張ろうかと思い降りてみるが、ここも今年は雪が異様に多い。テントを張れそうな平坦な場所を探して見ると、鹿のふんが、大量に転がっている。
水場も近くにあるが、なんとなく、気分が乗らないので、予定を変更して、唐沢小屋を目指すことにした。
ここから頂上までは、悪戦苦闘。1分歩いて、3分休むようなペース。
しかも途中、結構やばい場所がある。
へろへろになって頂上にやっと到着(16:50)。下の水場からここまで、昨年の倍以上の時間を要した。
頂上には、この時間さすがに人っ子一人居ない。
天候も良いほうで、まだ陽も高く、いつものように周りの山々を拝むことができた。
そろそろと、唐沢小屋に下った。足に相当来ているので、一歩一歩慎重におりたが、とうとうガレ場で足を2回も滑らせてしまった。いずれも踏んだ石が流れて転び、2~3mほど流されてやっととまった止まった。
ほうほうの体で、小屋に到着。先客はなく、お一人様状態。
まだ明るいので外で、外でインスタントラーメンを作って食べたが、山頂から冷たい風が吹き降し始めたので小屋に退散。
小屋の中は、昼間の日光の熱を蓄積しているためか、ものすごく暖かくて気持ちが良い。
家に電話した。電波が微弱。外にアンテナバリを3本ペンキで描いているところに立ってみたがだめ。
しかたがないので、小屋に戻ってテーブルにおいてみるとなんと3本立っている。
電波は不思議。ちなみにキャリアはau。
小屋の中でも、夜は寒くなり、小屋においてある毛布を借用。
疲れている割には、なかなか寝付けない・・・・

全ルート。初日は霧降高原からスタートし、唐沢小屋に泊まった。

JR宇都宮駅の日光線ホーム。車両は古いが、雰囲気は抜群。乗客の3割は外人さん。9:12発の列車に乗った。

車内の駅案内。7つの駅を40分で走る単線。運賃は740円。

霧降高原行きのバス停。東武日光駅のまん前にある。運賃は640円。この日の乗客は6名。10:03発のバスに乗った。

霧降高原のBS.このバスに乗ってきた。リフトまでしばらく登る。

20年ほど前にも乗ったことがあるリフト。なだらかなスロープに沿って登ってゆく。日光きすげには早いが、この時期つつじがたくさん咲いている。

4番リフト終点からの東方向風景。写真では見えにくいが、遠くの街がかすんで見える。
日光でも好きな風景のひとつ。

焼石金剛付近から眺めた赤薙山。この辺はまだ元気だった。

1689mの丸山がやっと下に見え始めた。

赤薙山直下の標識。巻道は体力節約目的にはあまり意味をなしていない。
(上の合流点が、頂上のすぐ近くにある)

一番遠いピークが女峰山。直線3kmだが、今日中に着くとは思えない距離に見える。
右のピークが次の目標の奥社。(赤薙山頂)

赤薙神社のほこら。

山桜がまだ咲いている。葉っぱと花びらが同時に出ている。

奥社跡。ここから道は直角に右に曲がる。
いきなり雪が道をふさぐ。時たま、下が空洞になっており、踏み抜くと結構体力を消耗する。

石楠花のつぼみ。開花はもうすぐか?

遠くに見える新潟の(?)雪をたくさん戴いた連峰。シャッタを絞ってやっと写った。

一里が曽根の標識。この辺の地名には曽根とか金剛とかが多いがいったいどういう意味だろう。

一里が曽根からの下り急勾配。鞍部を見るとここも雪が多い。

鞍部に多い草。名前を知らない。昨年は白い花が咲いていた。

まだまだ女峰山は遠い。やせた尾根、急坂を乗り越えて行く必要がある。

女峰山神社。さすがに誰も居ない。

山頂の標識。男体山が背景。

団子三兄弟を連想する男体山、大真名子、小真名子の山々。

本日の宿所。唐沢小屋。10m四方程度の大きさ。中にはシュラフが2個、毛布が1枚あった。

2010年5月5日水曜日

五月の竜神峡上り(Part2)

2010.05.04

朝4時ごろ、鳥たちの声に目を覚ました。まさにピーチクパーチクという感じでおしゃべりをしているような楽しい雰囲気。中には、”ホーツ、ホーツ”とけっこう不気味なふくろうの声も聞こえる。

しばらくまどろみ、朝ごはんの準備。卵かけご飯にした。少しあまったので、近くのよどみにいる小さな魚にあげたら、物陰からいきなりお父さんと思しき大きな魚が出てきて奪っていった。

6時半ごろ、出発。今日は、持方集落、男体神社を経由して、上小川駅まで。
歩き始めてすぐに、水車の残骸のある場所に到達。その上流が鬼門の場所。左側をへつってゆくと、ロープの垂れ下がった垂直3mほどののぼりが待ち構えている。先回は、このロープが上に巻き上げられていたのだ。10kgのザックを背負ってののぼりは危険を感じたので、ロープで結わえて後で引き上げた。

この鬼門を乗り越え、岩とびを少し行うと、中武生への離脱ルートの看板を目にする。

ここからは、いわゆる上流部といわれているルート。
平坦な川原が続く部分と、切り立った壁が続く厳しい部分が交互に現れる。
次第に平坦部分が増えてくるので、距離を稼げる。

出発して3時間経った。GPSを見ると直線距離が1.8km。なんと時速600m程度。
川が大きく蛇行しているのと、コース見極めに行きつ戻りつする時間が多いためだと思う。

上流部は、下流部に比べて歩く人が少ないと見えて、踏み跡が薄くてコース決定がむつかしい。さらにところどころ、ロープがあるが、古くなっていて不安。中には切れかかっているロープがあったので近くの木に結びなおしておいた。とにかく、ロープに体重をかけすぎては危険。

個人的には、上流部が難しいと思う。

持方集落を経て、酷暑の男体山の左肩の峠を越えて、上小川駅到着。
ここまで、実に8時間弱、15km(GPS)。

ちょうど、14:51発の臨時快速列車があった。

竜神峡沢登りのおさらい。
1)竜神峡を一気にのぼり切るのは難しい。暗くなっては、コースの見極めが、ほぼ不可能。
  安全優先で、じっくり踏破するのが筋だと思われる。
2)コース取りに迷ったら、周りを良く見て、鉄のワッカ、ロープを探してみる。
  なければへつり、岩の乗り越え。
3)持参ロープが意外に役立つ。
4)荷物は軽く。
5)体重をかけられる杖(木の棒)が大変役立つ。反対側に体重をかけながらへつりを行える。


後半のコース(GPS軌跡)



3mほどの滝


迫りくる岩塊群。右に左に飛び移る。


平坦な川原と急峻な滝が交互に現れる。右を高巻してクリア。



いのししの足跡。上流部でよく見かける。


犬(?)、鳥などの足跡。これだけ密集して見られるのは珍しい。


持方集落の桃の花。


スモモの花?


きれいな円形のクサソテツ(こごみの親)


男体山神社に降りる途中からみた男体山の手前の岩峰。
各コースのうちこのコースが一番眺めが良いと思う。


よくわからぬ木の若芽。なんともいえない薄い緑色をしている。


同じく、よくわからぬ木の若芽。赤が新鮮できれい。

2010年5月4日火曜日

五月の竜神峡上り(Part1)

2010.05.03

連休を利用して、龍神峡を最下流から最上流まで一気に上ってみた。
一泊二日。そのため荷物が重い。

始点と終点が大幅に違うため今回は、公共交通を利用。
水郡線常陸太田駅で、10:02の路線バスにのる。
親切な運転手さんに案内されながら竜神ダムBSに到着。
ここまで約40分、料金850円。最初から最後まで貸し切りバス状態。
後で気がついたが、竜神大橋まで、臨時バスが出ており、500円。
300円程度の渡橋料を払ってもおつりがくる・・・

いつもは人っ子一人見ないが、流石にゴールデンウイーク。
ダム側の駐車場も満杯。警備員までも出動、交通整理。
大橋にかかるこいのぼりを見ながら一路、亀が淵。
途中20人以上のハイカーにも出会った。
亀が淵でも多くの人が川原でお弁当を広げているのを横目にみながら、武生神社のほうに上がってゆく。すぐに標識があり、そこを裏手、左方向に入ってゆき5分ほどで、川に下りる。
ここで、休憩昼食。

ここからはいよいよ、沢登り、大岩乗り越え、へつり、高巻の始まり。

10kgの荷物はさすがに厳しく、特にへつりの最中に、ザックが横にずれるとバランスを崩すので危ない。

沢に入って4時間強、午後4時。水車の残骸のある場所のすぐ下の川原にテントを張ることにした。
本日ここまで、約10km。厳しい一日だった。

この時期から、ユスリカの大群が発生するようである。さしはしないが、人にまつわりつき、決して気分のよいものではない。それに蜘蛛の活動も活発になりその意味でもシーズンが終わりつつあると感じる。


コース(GPS軌跡);竜神ダムBS~キャンプサイト。


路線バスから見た太田市街。昔ながらの細い路地をくねくねと走る。


竜神大吊橋にかかるこいのぼり群。橋には多くの観光客。


亀が淵。ここまで、約4km。暑い舗装道に閉口。


龍神川に降り立ったポイント。ここから本格的な沢登りが始まる。


巨岩が行く手をさえぎる。


大きな岩を多い尽くすイワウチワ。


こういいう場所は、へつりも難しく、大きく高巻。


延々とつくづく岩の回廊。


時々このような淵に出くわす。

このような場所は右に左にへつりの連続。


キャンプを張った場所にあったいのしし(?)の骸骨。このままではかわいそうなので埋葬してあげた。


砂場に張ったテント。細かい砂地で都合が良かった。

夜の風景。ろうそくの光でもカメラが映った。


懐中電灯に照らされた真上の木の葉。
峡谷のため、空も少ししか見えず、懐中電灯を消すと漆黒の闇。
聞こえるのは川のせせらぎのみ。