2024.03.30
大分春めいてきた茨城奥久慈の篭岩山に佐中の林道から、釜沢越~湯沢峡経由で登ってきた。昨日は低気圧の接近により、台風並みの風雨が襲った。このため、山道のぬかるみを心配したが、湯沢峡以外はほぼ悪影響はなかった。このコースは、急こう配が多いため、水分のはけが早いためだと思われる。
林道から登山道に入ると、やはり大量の雨が降ったようで、登山道には川のように落ち葉が流されたようなあとがみられる。幸いにもぬかるみは一切ない。
比較的緩やかな、尾根道をしばらく行くと、道は、とてつもない急こう配の杉林に入ってゆく。釜沢越直下の杉林である。この時期花粉症で苦しんでいるが、そんなことを忘れるほどの急こう配の道で、体が喘ぎ始める。
高度差はそんなにはなく、すぐに鞍部に到着。釜沢越である。鞍部を少し登ったところに鎮座する小さな社にお参り。10年ほど前には、榊などのお供えがされていたが、最近は絶えてみたことがないのが少し悲しい。
ここで少し休憩。気が付くと汗だくである。さすがに3月も終わりである。
ここから20~30mほど高度を下げてゆくと湯沢峡の谷川に降りてくる。今日は記憶にない程ゴ~ゴ~と水が音を立てている。
谷川を飛び石伝いに対岸に渡り、支流の方に延びている道に入る。
この支流は、水が流れているのを見たことがないが、さすがに今日は違う。谷筋を上り詰めると再び杉林に入る。釜沢越直下程ではないが結構な勾配がある。
ふ~ふ~言いながら尾根道に上がる。ここから篭岩山は、尾根道伝いにもうすぐ。急なコブをひとつ乗り越え、最後の登りに取り付く。ここの登りも結構きつくて足に堪える。
この辺りは、数年前にはクマザサがびっしり覆っていたが、今はすっかり坊主になっており、見通しが良い。
厳しい登りに少し耐えると、ピークに登りつく。そこが篭岩山である。振り返ると久慈男体山が遠くに屹立している。ずいぶん遠い。今まで通しで縦走をしたことがまだない。
少し南の岩場で小休止。太陽の直射日光がやけにキツイ。早々に降りることに。湯沢峡でいつものラーメンで昼食とし、下山してきた。
トータル3時間の春らしい山登りでした。
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快晴!今日の久慈男体山。頂上直下の垂直の登りが厳しい。 |
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今日の釜沢越(杉林の鞍部)。直下はとんでもない急こう配。 |
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林道わきの登山口から登り始める。 |
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釜沢越に到着。道標が真新しい。上の大きなヤマザクラの根元には小さなお社が鎮座する。 |
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湯沢峡に出現した滝を横目に支流の方に入る。 |
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スギ林を登りきると落葉樹の尾根道に上がる。 |
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篭岩山直下の厳しい登り |
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頂上の道標。真新しい。 |
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頂上から久慈男体山が見える。遠い・・ |
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西方面。春霞で遠くまでは見えない。 |
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南側。鋭いピークの明山が見える。 |
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岩場で小休止も暑くて早々に撤退。 |
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湯沢峡でラーメン昼食 |
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今日は札幌ラーメン |
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いつもは水が少ない湯沢峡だが今日は水量豊富。 |