2023.10.28
気温がずいぶん下がってきているので、クモの活動は低下しているはず。(夏に登るとクモの巣だらけになる)久しぶりに久慈男体山に登ってみた。
滝倉のトンネルの入り口付近に駐車をして、急な旧道跡を登って行くとすぐに古びた鳥居がある登山口に到着する。
いきなり急な登山道が始まるがしばらく我慢をしているとやがて緩やかになってくる。
すると久慈男体山の本峰が見上げる形で見えてくる。
そのままほぼ水平に進んでゆくと健脚コースに合流する。そこから少し登ると大きなモミジの木が林立する”モミジ谷”に到着する。この時期、モミジは完全に夏仕様のまま。紅葉にはあとひと月ほどかかると思われる。
ここでしばし休憩。
困ったことに、雨がぱらつき、しかも遠くの方で、雷の音がする。雨の時間が1時間くらいあるとの天気予報を見てきたが、雷雨の話は聞いていない。あたりはまだ明るいので、健脚コースを上がった尾根にある東屋に急ぐことにした。
先ほど抜いていった女性の登山客があきらめて降りてきた。聞くと最近この辺りで、滑落死の遭難があった由。少し心配になるが登りを継続。
このコースは急なのぼりで有名である。久しぶりの急登を急ぎ急ぎ登ること30分。息が切れ、心臓が早鐘を打つよう。足の筋肉も疲労が激しい。
再びパラパラとしだしたころ、Just-in-timeで東屋に到着。荷物を下ろす間もなく雨脚が強くなってきた。風がまだ余り強くないのでラーメンを作って食べる。
ラーメン昼食をしていると、驚くことに二人の登山者が避難してきた。あたりはますます暗くなり、風も強くなってきた。
気温も急降下。汗をかきかき登ってきたからだが震えだす。慌てて持ってきた防寒着と雨カッパを着装。
至近距離で、雷の爆音が聞こえる。以前日光男体山で遭遇した雷ははるか下の方で聞こえたが、ここはそんなに高度が高くないためか上のほうでなっている。
それでも1時間もしないうちにあたりが明るくなってきた。
後から来た二人は、雨の中下山をしていった。
こちらも頂上の神社に参拝して下山する。
頂上から見る下界は、谷々には、霧が充満している。まるでモノクロの写真をみているようであった。
麓の男体山神社に着くころには、気温も上がり、カッパの中は汗だらけ。
ブナが少し色づいているのみで、本格的な紅葉にはまだ時間がある。 |
モミジ谷を上がった尾根から見る本峰。空が暗くなってきた。 |
長福から見上げる本峰。色づきは一部。 |
林道の傍らにはアジサイの花(?) |
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