2021年1月31日日曜日

一瞬ブリザード状態の八溝山(1022m)(2021年1月30日)

 2021.01.30

若干弱まったとはいえ、強い冬型気圧配置の残る中、茨城県、福島県、栃木県の県境にある八溝山(1022m)に向かった。

予想していたが、林道を登るに従い雪が増えてくる。

8合目の駐車場に到着するころは、路面は数センチの積雪状態。

準備をしようと車を降りてはみるが、ものすごい強風でたじろぐ。時折、積もった雪が舞い上がりブリザードのような状態になる。

先着していた県外の車の人も、車の中で待機状態。

少し決心を伸ばして、頂上に車で行ってみた。頂上付近の道路はところどころ10㎝弱の積雪。展望台にも上ってみた。頂上付近は強烈な風がふきすさんでいるが、西風である。登山道は、南斜面にあるので、あまり苦労せず登れると判断し、8合目まで引き返した。

先客の登山客も、準備をして出発して行ったので後を追うことにした。

予想通り、登山道では風はあまり強くない。

意外に快適な歩みの後、金性水に到着。竹筒の先からはつららがぶら下がっている。

八丁坂の坂に取り付くころには、厚着した衣服の下から湯気が出てくるほど体もあったまってきた。雪で覆われた参道をあえぎながら登るのは夏と同じ。150mあまりの高低差を神社まで一直線で登る必要がある。

神社で、参拝後、金性水で昼食を済ませ、駐車場まで着くころには太陽の熱で路面の雪も大分解け始めていた。

この天候の中でも7名の登山客に遭遇した。一部の登山客は、下の鳥居のところに駐車して登ってきたようである。

このコースは、きつすぎず、快い疲れがのこるのみなので好きなコースの一つである。


8合目駐車場は数センチの積雪。ただし強風が吹き荒れていた。
金性水も、つららがぶら下がっている。



神社の社も雪で真っ白。

展望台にも客はいない。上がってみるも、ふきっさらしのため早々に退散。





日輪寺への分岐。日輪寺には誰も歩いてはいない。

完全に雪山の雰囲気

8合目に帰着。雪はだいぶん解け始めている。






2021年1月19日火曜日

冬晴れ、西風強風の難台山(553m), アップダウンが果てしなく続く。(2021年1月19日)

 2021.01.19

常磐線の岩間駅付近で、列車から西の窓の方を伺うと、こんもりした森が山上に見える。そこには、防火の神様である愛宕神社が鎮座する。頂上近くまで車で行ける。駐車場から急峻な石の階段を上り参拝を済ませて難台山への登山を開始する。

強烈な冬型の天候のため、晴天なるも、西風が強烈に吹いている。

神社前の駐車場にはもう2~30台の車が止まっている。すべてが登山客ではないと思うが、ウイークデーにしては相当の数である。

仲間と落ち合い、出発。

しばらくは林道を歩き登山道に入る。登山道とはいえ、まるで林道のような幅広さである。オフロードのバイクで走ると楽しそうである。(自転車バイクは走行禁止になっている。)

30分もすると最初のピークの展望台に到着。展望塔には立ち入りが禁止されている。

水戸方面がよく見える。

ここからは、アップダウンを繰り返しながら次第に高度を稼ぐ。林道に出くわすが、団子石峠という。なぜか地鶏が数羽餌をついばんでいる。近づいても怖がらない。家庭で買われていたものが放棄されたようである。一羽はすでに息絶えていて動きもしない。十分な食い物もないようである。

きつい坂を上ると大きな岩が道端に鎮座している。団子石との標識があるが、取り立てて特徴のある岩ではない。

更にアップダウンを繰り返してゆくと岩だらけの道になる。ここまでくると難台山も近い。城址への分岐を過ぎ、苦しさを我慢しているとほどなく広い頂上広場に到着する。

歩みを止めるとたちまち寒さに震える。風下の陽だまりを見つけて昼食。時たま吹き抜ける西風の塊がやってくると身震いするほど寒い。

下山を開始。基本はくだりであるが、登坂が沢山待ち構えているのが堪える。

それでも往路に比べて短時間で下山した。

さすがに人気の山であり、数十名の登山客に挨拶を行った。

往復約10km、4時間の山旅でした。


立派な愛宕神社本殿で参拝。

駐車場から眺める霞ケ浦は日の光を反射してまぶしい。



展望台に到着。快晴で眺望が良い。

団子石峠には捨てられた鶏が餌をついばんでいる。



団子石で記念撮影。

筑波山もよく見える。

屏風岩で記念撮影

難台山到着

頂上には立派な金属製地図がある

登山道は整備されており歩きやすい。

愛宕神社をバックに記念撮影



2021年1月18日月曜日

生瀬富士(420m)と全面結氷袋田の滝めぐり(2021年1月16日)

 2021.01.16

10年ほど前にたどったルートを記憶をたよりに 再度訪れてみた。

軽いハイキングのつもりが、あいまいな記憶のせいで結果的に結構ハードな山登りになってしまった。

無料の袋田第一駐車場に車をとめてまずは生瀬富士を目指す。

道路を渡り舗装路を少し登ってゆくと、民家の脇に登山口がある。標識はなく、記憶もあいまいで、入り口を探して右往左往してしまった。

最初は、杉林の谷筋の緩やかな道をしばらく歩く。

谷の行き詰まりになるとつづら折れの道になり、何回か折り返すと尾根に上がる。

ここから急に道が厳しくなる。枝分かれの道が何回か現れるが、ひたすら右へ進む。

道はどんどん急になり、最後は岩壁ののぼりになる。

これ以上急になるとやばいと思う頃頂上に到達する。

頂上は、とんがりの上にありそんなに広くない。そこには、4人組+1名の登山客が休憩中。お互いに場所を入れ替えて写真撮影などをする。

今日は、はれだが、もやのため遠くがはっきりしない。

しばらくの休憩の後、生瀬(袋田の滝の上流)に向かう。

くだりが又とてつもなく急峻、ロープを使って一気に数十メートル下ったかと思うとほぼ同じ高さを登り返す。形がアンバランスだが、ここは双耳峰になっている。

ここから、アップダウンを繰り返しながら、高度を下げてゆく。

滝本からの登山道の分岐を過ぎると袋田の滝を真上から覗く場所に来る。

滝全体は全面結氷。数年ぶりのことらしい。

さらに下ってゆくと滝川の渡渉地点に降りてくる。

10年前と違って、小さな橋が架けられている。

ここからはR461の旧道を通って、駐車場に帰ってきた。10年前と違い旧道は廃道になっており、月居トンネルの照明はなく、トンネル南側の民家も廃屋になっている。

時の移りを感じざるを得ない。

駐車場に着くと、満車状態で、さらに数台の車が開くのを待っている。それでもコロナのおかげで来客数が少なそうである。


狭い頂上の標識。



真上から望む袋田の滝(上段)。全面結氷。

真上から望む袋田の滝(下段)。全面結氷。

縦走路の末端に到達。下の方に別荘が見えてくる。

”袋田の上流は、どんな深い山になっているのかと思い訪れるとそこは田んぼだった。”と驚いたのが40年ほど前の思い出。そこに流れる川も今は全面結氷。





2021年1月7日木曜日

久慈男体山~鷹取岩縦走、西風が強い冬晴れ(2021年1月7日)

 2021.01.07

<スライドショー>

https://youtu.be/F2Q_IxjU_bs

お正月でなまった体をほぐすため久慈男体山から鷹取岩まで縦走した。下りは、林道を歩くのもおっくうなので、釜沢越まで行かず、藤井越から降りてきた。

折からの西寄りの風が、ごうごうと木々を揺らしていたが、快晴の天気で、爽快な山歩きを楽しむことができた。

さすがに、ウイークデーのため、年配の方が7~8名登山をしているのみであった。

登山口への途中で、男体山神社にお参りをするのに賽銭用の小銭が、ないのに気づいた。コンビニでおにぎりを買うことにした。Suicaをいつも使うが、今日は1000札を出した。おつりがなんとJust500円玉一個! 新年早々ラッキーと思うことにした。

大円地の健脚コースから入り、1時間余りで頂上に到着。このコースは、後半鎖につかまりながらの急登を行うが、だんだんと苦しくなってきた。緩やかな道を歩くのと違い、心臓への負担が大きい。

頂上には数人の登山客。男体山神社に参拝し、お賽銭をあげた。ここの賽銭箱は、ステンレススチール製で南京錠がかかるようになっていた。しかしながら、心無い登山者が10年ほど前に壊してしまったままになっている。

しばしの休憩後、尾根道を南下開始。大円地越までに遭遇した登山客は1名のみ。

大円地の峠は、風が遮られており、風音が遠くで聞こえるのみで静寂そのもの。叫んでみても自分の声しか響かない。ケヤキの林はすっかり丸坊主。すくっと天に向かっている。

更に尾根を南下する。聞こえるのは風の音のみ。

しばらく歩くと西側の絶壁の縁を歩くようになる。

このころになると厳しいアップダウンもない。距離が稼げる。

藤井峠に到着。谷あいをしたから強烈な風が吹き上げ、木の葉の群れが空に駆け上がって上がってゆく。

ここから厳しいのぼりを二回繰り返すと鷹取岩。

誰もいない。風が強い。

そこそこに切り上げ、藤井峠から下山開始。

ほぼ絶壁につけられた登山道。左手を見ると奈落の底。とんでもない絶壁をトラバースしてゆく。

いつも感心する。古の人は、この絶壁を登る道をよくも開発したものだと。

この道の最後は民家の庭先に出るが、いつももうしわけなく、だれもいなくても帽子をとって通行させていただく。


大円地から見上げる今日の男体山。朝日でまばゆいくらいに光り輝いている。

健脚コースを上り詰めた東屋の温度計。意外に暖かく4℃。

東屋から西を望む。

日光の男体山、女峰山が雪化粧。



男体山神社に遅い初詣

大円地峠のケヤキ林は今日も美しい


この木は10年以上前に半倒れ状態になった。一部の根を地面につけた状態でいまだに頑張っている。


縦走路から、男体山が大分遠く見えるようになってきた。






鷹取岩に到着



本日の軌跡
(累積登高;900m、歩行距離;9km、4時間弱)