憧れだった石鎚山に登ってきた。
時期が遅く、大変厳しい登山になるのではないかと恐れていたが、あにはからんや快晴で、汗が噴出した。
西条市のほうから入り、石鎚山ロープエー利用のルート。
8:40始発のロープウエーで上がり、14:00ごろ下山した。
地図上は累積登高800m程度のはずであるが、それなりに疲れる登山であった。
始発のロープウエーは30人程度で、ほぼ満員。みんなピッケル、アイゼンを標準装備しており、登る前から緊張感が走る。
山頂駅に降りると一面雪景色。
しばらく林道を歩くことになるが、勾配が緩く、圧雪状態のためきわめて歩きやすい。
20分程度で、中宮成就社に到着、お参りをして、山頂を目指す。
鳥居をくぐると、下り坂になり、100mほど降下し、八丁の峠に到着。ここは分岐路になっているが、土小屋方面の道は、細く誰も通った形跡はない。
ここまでは緩やかな坂であったが、ここからは本格的な山道が始まる。
急な坂には階段があり、歩きやすい。
やがて、ゆるやかな尾根道に出てくる。
夜明峠である。
ここからは、山頂がまじかに望める。
山腹と頂上には立派なお社が望める。
頂上までまだ標高差300m。
急な坂道で、苦しいけれど一気に標高を稼ぐことができる。
二の鎖小屋に到着。
トイレがあり、真新しい社務所が立っている。
ここで、昼食。
社務所の陰に入ると風が防げ、日光が暖かい。
しばし休憩。
ここからは最後の頑張り、あと150m。
ところどころ鉄の階段。
これがなければとても頂上には行けそうもない。
鎖側はさすがに足跡がない。
やがて、雪に覆われていない石の階段が現れる。
弥山の頂上である。
南側からの風が吹きまくっている。
気温はそれほど低くなくー2度。
天狗岳方面は、危険が伴いそうなのであきらめることにした。
残念ながら、南側はガスでまったく見えず。
今まで晴れていた天狗岳もすぐにガスに覆われてしまった。
休憩場所もないので、参拝をそそくさと済ませ下山の途に就いた。
さすが名峰といわれるだけあり、絶壁の主峰とそれにつながる稜線と数多く峰々が次回のチャレンジをさそっているようであった。
下谷のロープウエー駅からの石鎚山
8:40ロープウエー始発便
山頂駅、10分余りで到着。雪景色。
瓶が森方面
林道を歩き始める
瀬戸内もよく見える好天気
中宮成就社到着
ここで安全祈願
石鎚が少し近く見えてきた。
八丁坂の鞍部に到着。
八丁は中宮成就社からは100mもくだる。山頂はここから700m登る。
登山道のわきにはお地蔵さんが鎮座。
だんだん雪が深く。
階段も雪で覆われており、慎重に歩む
試し鎖がぶら下がる小さなピーク。長いつららがぶら下がっている。
一軒茶屋に到着。
大分登って、瓶が森も水平に見えてきた。
石鎚頂上はまだまだ距離がある。
尾根道から見上げる石鎚(中央)
ここは夜明峠。
なだらかな尾根道が続く
瀬戸の海がよく見える。
瓶が森の山頂付近を遠望する。
このような避難小屋があっても、入れない。
頂上のお社と、中腹の社務所がくっきりと見えてきた。
土小屋分岐
二の鎖の鳥居。昔からあるのだろうか?
二の鎖の新築トイレ。
ところどころ鉄製の階段。
木の階段も急勾配になってきた。
二の鎖の分岐
絶壁に手すり付の鉄の桟路が設けられていてきわめて安全に登山できる。
巨大な鎖がぶら下がっている崖が見えるが、足跡はない。
最後の石の階段
なぜか鎖がたくさん
剣のような天狗岳が一瞬見えた
奥社