2010.06.08
昨夜は、寒くて何回か目が覚めた。
うつらうつらとして、ふと目が覚めると、5時。
窓が小さくて暗いのと、小屋の中だと外のもの音が聞こえにくい。
急いで朝ごはんを食べてから、出発。(6:10)
今日の目標地点は、JR日光駅。直線距離でおよそ、10km。
登山道も緩やかな稜線にそって、ほぼ直線。標高差約1700m。
今朝は、天気が少し悪くて曇り。お日様は見えない。
下界は、霞がたなびいている。墨絵のようである。
林の中を少し行くと、小さめの岩がごろごろと転がっているガレ場を横断。
すぐに、コメツガ(?)の立派な林に入り、しばらく進むと箱石金剛に行き着く。(6:50)
この辺の道は、稜線のすぐ下をトラバース気味に歩く。
地図を見るとわかるが、稜線の向こうは雲龍渓谷に落ち込む絶壁が続いている。
地形図を見ると確かに(昔の)道は稜線に沿っている。
安全な道が確保できなくなったのだろうか。
箱石金剛の標識から少し上に登ると三角点の標石がある、竜巻山頂上である。
木々にさえぎられて良く見えないが、向こうに昨日苦戦した霧降から続く稜線が見える。
途中厳しいくだりがあるが、全般的に快調な歩みで遥拝石というところに到着。(7:50)
ここは鞍部になっており、南側は笹のなだらかな谷間、北側は雲龍渓谷の想像を絶するような谷底。
左右(南北)見事な対照になっている。
昨日苦戦した奥社跡のピークから、谷底までは一気に1000m近く落ち込む。
滝が数条ほぼ垂直流れ落ちているのが眺められる。
良く見ると、驚くことに絶壁の途中が滝口のようである。
すなわち、絶壁の途中から水が湧き出して滝として流れ出している。
あのような岩盤が水を透しているのであろうか?
まさに絶景だった。
本日コースの最大の見ものであった。お勧めの眺め。
遥拝石と思われる岩に登ってみたが、絶壁の淵にそっとのっかかっただけの岩のようである。
いつかは雲龍渓谷に向かって勢い良く落っこちる運命が待ち構えているようである。
早々に静かに下りてきた。
南側の笹原には、鹿の一族、およそ10頭が、ぴょんぴょんとはねながら逃走しているのが眺められた。時折、口笛を吹くような音がするが、警戒音のようである。笹原には鹿の獣道が縦横に走っている。
白樺金剛(8:45)あたりから下は、森の相も変わり、唐松の立派な林が主になる。若芽の新緑が新鮮できれいだが、だんだん退屈する。
道はひたすら単調にだらだらと、しかも延々と続く。
ところどころにある、赤や、オレンジ、白のつつじの群落が目を慰めてくれる。
途中で、登ってくるご夫婦に出会ったが、シロヤシロを見に行くとのこと。
最初は何のことかわからなかったが、白いつつじのことらしい。
昨年も見に来たが、シロヤシロの色の”調子”がよくなかった由。
今年は確かにたくさんきれいに咲いていた。
いやになるほど歩いたころやっと行者堂に到着。
滝尾神社の石畳と杉の巨木、(500年物とか!!)圧倒されながら帰ってきた。
日光の町は本当に坂と流水の町である。
至るところで、坂を流れ落ちる水音が、聞こえる。
昨日同じく、JRに乗って帰ってきた。
今日のコースは、自分の体力では、逆行できそうもないことがわかった。
約10kgの荷物を背負って下るだけで足ががくがくになってしまった。

本日は、唐沢小屋からJR日光駅まで。

小屋から眺めた下界。墨絵のよう。

男体山は、雲隠れ・・

岩だらけのガレ場

竜巻山頂上。ピークの感じはしないが、三角点標識はちゃんとある。

笹原につけられた鹿のみち。縦横無尽につけられている。登山道と間違えて踏み込む人も出てきそう。

遥拝石・黒岩の標識。このコース一の絶景ポイント!!雲龍渓谷の眺めがすごい。

雲龍渓谷の向こうに見える女峰山。(遠い方のピーク)

雲龍渓谷の向こうにそびえる奥社跡のピーク。下に1000mほど落ち込む。

南側の斜面から見た山々。

遥拝石(?)と思われる岩の上に建つ”栃木しらかば山友会”の標識。
今から40年も前に建てられたもの。

鞍部の東に立つのが黒岩。疲れていたので登らずに帰ってきた。

大きな砂防ダムが見えた。

振り返ると女峰山は遠くガスに包まれていた。

稜線をはさんで右(南)は急峻な岩場、左(北)は緩やかな笹原。

八風という場所からの男体山。

これがシロヤシロの群落。この辺にはたくさんあった。

近寄ってみたシロヤシロ。白い清楚なつつじであった。

唐松林の新緑。延々と続いている。

唐松の新芽。淡い緑が新鮮。

稜線をはさんで右側(南)が太陽を好む白樺、左側(北)が唐松林。対照が見事。

白樺金剛。周りには白樺はない!。後ろにはシロヤシロとかれた桜。

水場付近のゆるい笹の傾斜地。

水場付近の谷間のつつじ群落が美しい。

水場の様子。水はちょろちょろという感じ。時間をかけてくみ出す必要。
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