2024年12月6日金曜日

奥久慈男体山紅葉狩り(2024.12.05)

 2024.12.05

恒例となった奥久慈のモミジ狩りを今年も実施。

今回は、少し楽するルートを考え、持方集落を起点に、大円地越の谷あいの大モミジを鑑賞した後、久慈男体山頂上を経て、白木山に向かう尾根道途中のモミジを鑑賞する計画でスタートした。持方集落は標高450mほどもあり、ここから頂上まではわずか200m登るだけでよい。

トイレのある駐車場からスタート。しばらくは舗装路を歩き、いよいよ山道に入る。

杉林の中を登り始めると何かおかしいことに気が付いた。登山道の横に電柱がある。この電柱は頂上のTV中継所への送電線用である。大円地越ではなく、頂上直下に向かう登山道を歩いていたのである。

いまさら引き返すわけに行かないのでとりあえず頂上を経由して白木山に向かうことに。

道はすぐに落葉樹の森に変わり、結構な急登が続く。それでも20分も我慢を続けると、一般コースと呼ばれる尾根道に合流。ここから、頂上はもうすぐ。大きなアンテナがすぐそこに見える。

スカイツリーと同じ高さにある看板を通り過ぎるともう頂上。頂上には土浦方面から来たという大人数の女性グループがにぎやかに会話をしている。

いつものように男体山神社に参拝。社の裏手に行ってみる。天候にも恵まれ、今日も最高の景色を提供してくれている。絶壁直下では、半分ほど葉っぱを落としてはいるが、広葉樹が山肌を染めている。まさに秋の奥久慈の風景である。故郷の高知県では,山の木々は、ほとんど常緑樹であり、このような紅葉風景は珍しいのである。

小休止の後、白木山に向かう。この辺りは、持方集落を取り囲むような外輪山的な構造になっている。頂上からアップダウンを繰り返しながら、尾根道を進むと、袋田への縦走路分岐に到着。ひと月前には、ここを左に折れて袋田に向かったが今日はまっすぐ進む。

ところどころに鉄のフェンスの残骸が残されている。この辺りは昔牧場があった。

しばらく行くと、白木もみじ尾根と言われる場所に到着。モミジは終わっていなかった!斜面一面に大小のモミジが散らばっており、まるでライトに照らされたようにあたりが明るくなっている。ソロの女性登山客が休憩中で、この辺りを一週間ほど前から歩きつくしているそうである。どこそこのもみじがどうだとやたらと詳しい。南側の長福山のモミジも素晴らしいとのこと。初耳である。

写真をとりしばし休憩。

尾根道はやがて、林道の切通の上に行き着く。尾根道が林道で寸断されているのである。尾根道を外れ直角に下り、林道に降りてきた。

白木山にはもう一度尾根道へ登り返す必要があるが、それより大円地越のモミジの大木を見に行こうとみんなで合意。

いったん駐車場に戻り昼食後、再度大円地越向けて登り始める。

峠までは、70mほど登るだけでよく、あっという間に到着する。

峠には大好きなケヤキの林があるが、今日は峠を少し降りたところにあるモミジが目当て。谷あいの斜面にはモミジの巨木が多数ある。

最近の低温で終わっていないか心配であったが、待っていてくれた。このあたりのモミジは京都の寺院で見かけるような真っ赤一色ではなく、赤や黄色、はたまた白みがかった黄色と変化に富んでいていて、ものによっては緑も加わる。これはこれで趣があってよい。

谷間はまさにモミジの競演状態であった。

持方集落駐車場を出発

道を間違えた。結果的にすぐに頂上に到着

頂上神社の裏手から見下ろす山肌、曼荼羅模様が美しい

天候はばっちり。日光の男体山も遠望

頂上直下の急坂を降りる。

すっかり葉が落ちてしまった尾根道を歩く

ところどころでモミジの赤が目を楽しませてくれる。


クマザサの緑とモミジの赤の対比が美しい


白木モミジ尾根に到着



あたりは、ライトアップされたように明るい。


林道で寸断された尾根道から降りてきた。

昼食後、大円地越まで登り返してきた。ここにはケヤキの林がある。

ケヤキの巨木が天に向かって競い合っている。

峠を少し降りるとモミジが群生している。








このような微妙な色合いもある。

2024年12月1日日曜日

完全に冬モードの八溝山、西風がビュービューで寒い(2024.11.30)

 2024.11.30

1か月ぶりに八溝山を登る。前回は10月26日、風景は完全に夏模様であったが、この一か月でほとんどの落葉樹は葉っぱを落として坊主状態。

季節が急激に移ろってしまったようである。

いつものように、8合目の登山口まで車で上がり、日輪寺経由で左回りの経路をたどる。

10時に8合目到着、めずらしく、2台の車が駐車中。気温は4℃。時折吹く風が冷たい。

まずは日輪寺に向けて谷間まで下り、登り返す。谷川の水量が異様に多い。日輪寺に向けて杉林のつづら折りを登る。

つづら折りは、急こう配ではなく、8回コーナを折り返すと、日輪寺の駐車場に到着。なんと6台も車が止まっている。参拝客+登山客の車のようである。

参拝後、境内の東屋でしばし休憩。時折吹き下ろす風が冷たい。よく見ると小雪が舞っている。空の様子も怪しい。

日輪寺から頂上に一直線につながる尾根道を歩き始める。道は急ではないが、だんだん心臓に堪えてくる。頂上まで約200mの登りである。

ジワリと汗をかくころに八溝山神社に到着。参拝して展望台に上がる。

日光、那須、磐梯方面の山々は、中腹以上は分厚い雲を纏って、見えない。

時折吹き渡る西風が冷たく、だんだん体が冷えてきた。上着を着る。

12時も近いので、ラーメンの昼食。観光客が二組上がってきたが寒いのかすぐに降りて行った。

昼食後、8合目の駐車場に降りてきたが、10人以上の登山客に遭遇した。

ここでこのような多くの登山客を見るのは初めてのような気がする。

ブナ類の葉はほとんど落葉。時折モミジの赤があたりを彩っているが、山は完全に冬の気配となってしまった。






8合目駐車場、今日は珍しく先客2台あり

向こうの稜線は、日輪寺側

谷川に向けて下降。あたりはすっかり冬景色。







那須も日光も雲の中。雪雲みたい。風が冷たい。





今日のお昼ご飯は凄麺「千葉竹岡式らーめん」しょうゆベースのスープがおいしい。




冬枯れの八丁坂を下る。



夏の大風で倒れたブナの大木が道をふさぐ。



林道わきのモミジ林。今が紅葉真っ盛り。