今日は、奥穂にアタックする日。
起きるまでなんとなく体力が心配。
例によって、朝3時半ごろから、あたりでガソゴソ始まる。
はや立ちのグループだ。
われわれは、5時までゆっくり寝床でくつろぐ。
寝床は一人1畳分あり、おまけに横は空席だったのでストレスを感じなくてすんだ。
食事の前に、テラスに出てみる。
すでに奥穂の峰々は朝日に染まっている。
朝日がちょうど屏風の頭から覗き始めた。
今日も暑くなりそうである。
朝食の後、宿の脇から、登山道を歩み始める。
最初は、木の下で調子が良いがすぐにガレ場に出る。
岩の照り返しの中、黙々と登り続ける。
カールのガレ場を斜めに上がりきると雪渓を少し横切る。
頭を冷やすため、ザラメ雪をタオルに巻き、首に回す。
頭と首が冷えた。
大分楽になった。
結局、この雪のおかげで穂高岳山荘(コル)まで持った。
コルの雪渓でさらに追加。
雪渓からは、岩だらけの尾根道をひたすら登る登る。
やがて先方に、木の櫓の先端が見える。
その辺が穂高岳山荘とわかるが、なかなか近づかない。
赤い屋根が見えた。
山荘前は、非常に整備された広場が広がっている。
平坦な、石を引きつめた舗装になっている。
小屋の前でしばし休憩ののち、奥穂に向かう。
いきなり、垂直の壁が待ち構える。
これがこのまま続くとやばいと思ったが、その後は、鎖もない登山道が頂上まで続いた。
先方に人だかりが見える。
明確なピークには見えないが、あそこが日本3番目のピーク奥穂高岳!
記念写真を撮ってもらう。
カメラを渡したおにいちゃんも心なしかハイである。
それもそのはず、周りには、名もなきピークを含め、おびただしい数のとんがりが見える。
二年前に苦しんだ槍ヶ岳も!
最高の瞬間である。
涸沢岳にもチャレンジし、下りは順調に、元来た道を横尾山荘まで降りてきた。
それにしても、長い長いアプローチでした。
横尾山荘は、真新しい山小屋(旅館?)で温泉ではないが、風呂もあり最高の一夜でした。
朝日を浴びる奥穂高岳 |
宿のそばに咲くニッコウキスゲ。 |
上の方にも群落が |
涸沢小屋ヘリパッドから見たカール |
カールの下で一休みの大森さん |
カールには平坦な斜面が広がる |
湧水の場所で休憩。それにしても冷たくておいしい |
振り返った常念岳方面 |
カールの斜面。石の粒度で斜面の傾斜角度が決まっている? |
大分高度を上げてきた。涸沢ヒュッテが小さく見える |
穂高岳山荘がやっと見えてきた。 |
ほんとうはこんなに距離がある。 |
厳しいのぼりを続ける |
槍ヶ岳山荘。なんと水が100円/500mL 、宿泊者は無料!! 近くに水源があるよう。 |
穂高岳山荘のすぐわきから続く垂直の登山道。登山者が斜面に張り付いている。 |
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これは涸沢岳。100m程度登る必要がある。 |
笠が岳が美しい |
垂直の岩をよじ登る |
垂直梯子の大森さん |
真下に山荘が見える |
涸沢岳。縦走路が延々と続いている。 |
しばらく登ると緊張をしなくていい登山道になる。 |
槍ヶ岳が遠くに見え始めた。 |
槍ヶ岳!この存在感! |
これが頂上らしい |
これが噂のジャンダルム。この上を縦走するらしい。 |
ジャンダルムを背景の大森さん |
ここがピーク |
槍を背景に記念写真 |
真正面に河童橋が!焼岳も見える。一番遠くは乗鞍岳。よくぞ登ってきた。 |
ジャンダルム |
穂高山荘まで降りてきた |
涸沢岳に登頂中。 |
涸沢岳頂上3100m |
涸沢小屋に到着し、リュックを回収。 |
横尾到着。四時を回ってしまった。へとへとに疲れてしまった。今日は横尾山荘宿泊。風呂がありがたい。 |