茶臼岳、朝日岳はもう10年以上も昔、日帰りで登ったことがある。
今回は、仲間と6人グループを構成、三斗小屋温泉泊の一泊二日の山登りを決行。
山は完全に冬モード。なめてはいけない、強風に吹きすさばれ、極寒の登山となってしまった。
10月31日那須岳ロープウエーの麓駅前の駐車場に朝8時前に集合。
すでにものすごく寒い。
急いで、フリースをカッパの下に着こむ。
風が冷たい。。。
8:00のロープウエーに乗車。
すぐに山頂駅到着。
このころは天気がよく東側は遠くまで望める。
駅を下りるとものすごく風が強く、寒さが身に堪える。
西よりの強風が吹きすさび、手指も口も、耳もなにもかも、ちぎれるように痛い。
歩みが鈍い。
時々さす陽の光を求めて、岩陰でしばし休息。
じんわりとくる。
やがてガスってきた。道端の枯れた草には雪が衣服のように付着している。
那須岳頂上もガスの中。それでも10人以上の登山客。
峰の茶屋まで降りてきて小屋の中でしばしの休息。
風が吹き付けないだけでほっこりあたたかい。
体調のすぐれない仲間一人は、直接三斗小屋温泉に向かうことにして、
残りのメンバーで朝日岳に向かう。
頂上はうっすらと積雪。
東は遠くまで望めるが次なる目標の三本槍岳はガスの中で一向に見えない。
三本槍頂上は、銀世界。
それでも10人近くの人が、強風ふきすさぶなか、ラーメンを作ったり奮戦中。
時間が時間なのでここで昼食。
とにかく寒い。
冷たくなったおにぎりを法張り、冷たい水を胃に流し込む・・・
食べた気がしない。
多くの人は来た道を引き返す。
われわれは尾根伝いに・・・
ひたすら長い長い尾根道を下り続ける。
人一人として出会わない。
やがて、お地蔵さんの立つ広い鞍部に到着。大峠である。
気が付くとじわっと汗ばんでいる。
高度が下がったせいで、大分暖かい。
ここからは、地形図上は想像つかないが、実は大変な道だということがわかった。
大峠からの下りが、石がごろごろして歩きにくい。
さらに小さな尾根を越え、谷を越えを何回か繰り返す。
おかげで犠牲者がでてしまった。
この寒空に下、水にはまってしまった。
難渋の行進を繰り返してやっと、三斗小屋温泉大黒屋に到着。
もうすでにたくさんのお客様が到着しにぎわっている。
夕ご飯は各部屋で、布団にはシーツ。温泉付き。
山小屋のイメージではなく、どちらかというと旅館である。
おまけにトイレは水洗!
9時消灯、6時起床。
こんなに眠れるかといつも思うが、いつもねてしまう。
帰りは、峠の茶屋経由、ロープウエー駐車場までのどちらかというと楽勝のルートだった。
暑い夏の山も堪えるが、冬の山は厳しいの一言。
ロープウエー山頂~茶臼岳~朝日岳~三本槍~大峠~三斗小屋温泉の約15kmのコース。
大峠から三斗小屋は道が悪い。
前方に那須岳が見えてきた。
ロープウエー麓駅か。頂上はガスっている。
出発前の儀式。
岩陰で休憩。ソレニシテモ風が冷たい。
岩にこびりつく雪。
ガスってきた中、茶臼岳にひたすら登る
茶臼岳頂上。ガスってなにも見えない。
峰の茶屋を目指して下降開始。
峰の茶屋の避難小屋が見えてきた
振り返ると、那須岳の噴気が見えた。 |
朝日岳頂上付近から、那須岳を望む。ガスが取れた。頂上付近は雪化粧。 |
朝日岳到着
茶臼岳がなぜか下に見える・・
三本槍目指して加工開始
分岐にはこのような標識がたっていて親切。
強風吹きすさぶ極寒の三本槍頂上。茶臼岳より2m高い!
手が冷たい!
大峠。四差路の広い鞍部になっている。
大峠から悪戦苦闘、やっと三斗小屋温泉に到着
大黒屋の何棟かある一棟に投宿
さっそく宴会開始
寒いので布団をひざ当てに・・・
これがあさごはん
出発の儀式
もう一軒の煙草屋旅館
避難小屋
峠の直下
今日の那須岳。昨日より機嫌がいいようである。 |
峠の茶屋の避難小屋で休憩。内部は新しくてきれい。シュラフを広げるスペースはない。
今日の朝日岳、快晴!!
峰の茶屋のにかかる月 |
見上げる茶臼岳!
登山口に到着。ロープウエー駅はさらに下に降りる必要がある。