2012.1.29
強烈に寒い日々が続いている。
久しぶりに、湯沢峡の氷の芸術を鑑賞しに出かけた。
ついでに昨年の東日本大震災で崩落した鷹取岩の現場を確認してきた。
震災後10ヶ月たつが、いまだにすざましい状況であった。
鷹取岩直下の落石現場!詳細は後で・・・・
佐中の釜沢越の入口に駐車した。
車の温度計はー3℃。
まずは、林道を湯沢峡の方に下って、不動滝へ。
予想にたがわず今までに見たことがないような結氷。
身を切るように冷たい。
滝つぼ(実際は石ころが沢山転がっている)側では、しぶきも凍るみたいで、一帯が
氷のマウンドになっている。
滝口に上がり、ここから縦走コースの尾根に上った。
西風がきつい。
軍手をした指がしびれる。
このコースはいつもながら、勾配がきつくて、体力的にも大変きつい。
加えて落ち葉がコースを覆っており、すべる。
すべると体力も余計に消耗する。
慎重に歩を進めないと、足を滑らすと奈落の底に転落の危険。
勾配がゆるくなるころ、やっと、ピークに到着。
今日はじめて知ったが、猩々岩という立派な名前の標識がある。
ここから、Up・Downを繰り返し、釜沢越に到着するが、ちらっと右を見ると湯沢峡が白く光っている。
途中の杉林を湯沢峡に降りてみた。
一面、氷結。しかも乗っても割れないくらい厚く、しかも透明氷!
釜沢越えからまた尾根にあがり鷹取岩まで縦走した。
以前割れ目があった部分からすっぽり崩落している。
上から覗いてみるが、下の様子は見えない。
風が時々強く吹くのであぶない。
藤井越から降りて、鷹取岩の下まで、悪戦苦闘しながら行って見た。
想像していたとおりの修羅場になっていたが、下にある杉林への影響は少ない。
大きな岩の塊がすとんと落ちてとまったようである。
本邦初公開の写真と思われるが、実は、すでに人間のふみ跡があった。
残念・・・
佐中の林道分岐に駐車。遠くに見える鷹取岩まで足を伸ばす。
湯沢峡の不動滝の上部。昨年と同じようにシャンデリアができていた。
水量は少ない。
滝つぼ側。氷が成長し、うずたかくなっている。
あたり一体キーンと冷たい。
縦走路から見る篭岩。今日は人っ子一人いない。
遠くに篭岩山が見えてきた。
ロープを張ったトラバース箇所。
写真ではよくわからないが、左側は大変な傾斜になっており、100m以上湯沢峡に落ち込む。
尾根を上り詰めたところ。猩々岩というらしい。
猩々岩の標識があった。
西側は切り立った岩壁。ずーっと向こうまで見通せる。
湯沢峡の氷。透明で厚い。
面白い形状の氷を発見。白い部分の周りが透明の氷で覆われている。
釜沢越の標識。最近増えてきた。今日は北のほうへ尾根伝いで鷹取岩を目指す。
縦走路には、こならなどの大木があり、秋には大量のどんぐりが落ちている。
南側から見る鷹取岩。ここから見る限りは、地震の影響はない。
鷹取岩から望む今日の久慈男体山。風が強くてとても冷たい。
鷹取岩直下の鎖場も氷結している。
鷹取岩の様子。上のほうがぱっくり剥がれ落ちている。
以前は崩落した部分でよくお弁当を食べた。
われ落ちた部分に大きな割れ目があった。
鷹取岩の直下の崩落現場。大小の岩が散乱。杉の木などをなぎ倒している。
この上が、鷹取岩の頂上。
鷹取岩の直下の崩落現場。大小の岩が散乱。杉の木などをなぎ倒している。
鷹取岩の直下の崩落現場。大小の岩が散乱。
幅が数mにもなる岩。ラッキーなことに斜面を滑らずとまっている。
幅が数mにもなる岩。ラッキーなことに斜面を滑らずとまっている。
数本の杉を倒したのみ。
崩落現場近くには、見たことがないような巨大なケヤキがある。